月 日 11月7日(日)前発
担 当 中L
参加者 中、岩、廣、宮、pori、
実、崇、濱、見学者1名
9人の参加でしたので、テントを大と小の二つ設置し、大きい方のテントで皆で宴会。今回は別の会の方が一人参加されていました。盛り上がった所で12時になったのでお開き
に。寝る前の準備でテントの外に出て、夜空を見上げると満天の星空。しばらく見とれていました。
昨夜は満天の星空をみせていた空が今朝は曇りがち。雨が降らなければいいなと思いながら朝食の準備をする。朝食のおにぎりを無理やり口に入れ、ザックに荷物をほりこみ、
テントをたたんで登山口まで車で出発。今回は登山口と下山口が違うため、登山口に1台と下山口に1台、別々に停めました。
取り付き場所(標高585m)から午前9時くらいに登りはじめました。気温はそれほど寒くもなく、動けば暑くなりそうな感じでした。
藪も少なく、比較的登りやすい尾根で所々急な登りがありましたが10:45頃、大鯛山頂上(標高1145m)に到着。木が生い茂っていて、あまり展望は良くなかったです。そこで休憩し
写真や軽い食事を取りました。大鯛山から白鬚岳に向かう途中で紅葉が綺麗な所がいくつかありました。京都などの紅葉も綺麗ですが手付かずの自然の紅葉もいいです。思わず
カメラのシャッターを切っていました。
白鬚岳まで急な登りもありましたが比較的開けた明るい尾根道でした。12:25頃、白鬚岳(標高1380m)に到着。
展望は東側以外は良くて、大峰山脈やこれから下山する南側の尾根が紅葉で色づいているのがはっきり見えました。少し休憩を取りました。
あとは下山だけなので軽い気持ちで歩いていたら、迷いやすいポイントが沢山あり、地図とコンパスと高度計を見ながら立ち止まっては確認の連続でした。
地図に載ってない小さな起伏が多いのに驚きました。また、遠くの高い所から見れば良く分かるのでしょうが、目の前に木が生い茂っていると、自分がどこにいるのか位置が把握
出来ないのにも気づきました。順調に地図を読みながら尾根を歩いて来たのですが、途中で違う尾根に入る分岐点付近で藪や木々に視界を遮られ、ルートを探しながら進むことに。
時間も午後4時を過ぎ、周りは少しずつ薄暗くなってきてました。このままだったらビバークの可能性もないとは言い切れないと頭をよぎりました。
だんだん薄暗くなってきたので、下るスピードは少し速くなっていました。下りやすい所を探しながら歩いていたのですが、これで正しいルートと言う確信があるわけではなかったと
思います。
しばらく進むと、ちょうど左の薄暗い中、尾根らしきものが見えました。恐らく私たちが下りる予定の尾根だったのでしょうか?
どうやら行きすぎていたみたいです。行き過ぎた尾根に戻ることに。
戻って少しほっとしたのも束の間、もう辺りは真っ暗です。ヘッドライトなしでは歩けないので少し休憩して、ヘッドライトを点け、コンパスの方向を合わせて真っ暗闇な山道を下るこ
とに。
ライトを点けていると視界が狭く、前の人が歩いた後を下りるので精一杯でした。しかし、途中から植林の中を歩いていることに気づき、植林の終わりにはきっちりとした道があると
いう安心感で、今日中に家に帰れるんじゃないかと思うとほっとしました。しばらくすると植林の作業道らしき道を歩いているような気がしましたが、徐々にそれは確信に変わってい
きました。
最終的に作業道から今朝、車を停めていた所にバッチリ出てきたのは驚きました。到着時間は午後6時30分頃でした。
今回は私にとっては初の原登山で、色々と経験をさせていただきました。実際、地図とコンパスを使っての読図の勉強、真っ暗な山道をヘッドライトを点けての下山など。単独での
山行だったら無事下山できなかったと思います。
(レポート:濱)