大気環境学会中国四国支部公開講演会報告

 

日時:2011122日(土)9:20-17:00

場所:広島県情報プラザ第一研修室(〒730-0052 広島市中区千田町3-7-47

出席者:33名

 

一般講演18題、51年大気環境学会奨励賞受賞者2題、特別講演1題

 

地域のオキシダント、PM2.5の講演が7題、悪臭関係が3題、酸性雨関係が3題、

行政施策関係が2題、チャンバー実験関係が2題、奨励賞受賞者2題と、年会時以上に、地域の特徴に関する講演があり、新鮮でもあった。

特別講演は公害が始まった頃からの概略説明と、後半半分はPM2.5に関する問題点などの講演があり、

アメリカの現状などをおりまぜた日本でのこれからの問題についての話で非常に参考になった。

日本の環境基準はアメリカのまねであり、基準を決める時の動物実験、疫学調査など、日本での、これらのデータ不足が指摘された。

全体討論の時間がなくなったのは残念だったが、それぞれの課題に対し、もっと突っ込んだ議論ができるような場ができ、この講演会を機会に研究が前に進むことを期待する。

 

年会時は、会場が10会場に分かれており、ある部門だけの聴講になる。今回の講演会では、自分の専門外の話も聞け、非常に参考になった。

地域でどのような問題があるのか、地域研究が環境問題の始まりである。

昨年、今年と、こうした講演会はまだ、2年であるが、このような情報交換ができる場があれば、さらに解析にも重みが出てくると思う。

大気に県境はない。地域データをもっと知って解析を試みる必要性を感じた。

                                        (文責:大原真由美)

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大気環境学会中国四国支部公開講演会

 

主催:大気環境学会中国四国支部

日時:2011年1月22日(土曜日) 9:20−17:00

場所:広島県立産業技術交流センター(県情報プラザ内)

      (〒730-0052 広島市中区千田町3-7-47

 

 大気環境学会は昨年度(200981日―2010731日)、創立50周年を迎えました。

これを期に、昨年度、大気環境学会50周年記念公開講演会を開催しました。

今年度も、中国四国支部公開講演会を開催することにしました。

大気環境学会の年会では、10会場に分かれ発表が行われています。

そのため、なかなか全体の発表を聴く機会もなく、大気環境の中でも分野が違えば交流が少ないのが現状です。

広域汚染が広く取り上げられ、広域汚染と地域汚染の割合が定量的に求められる時代になってきました。

PM2.5の問題も法律上は環境基準が定められましたが、その内容に沿ったモニタリング体制はまだ完全には整備できていない状況です。

広域汚染とはいえ、地域の中の環境問題は地域に住んでいる人達が一番良く知っていることです。

地域での問題点を考え、次の研究に生かせる発表の場になれば幸いです。

活発な議論、次への展開を考える場になり、相互の研究交流が進めば幸いです。

 

 

一般講演

・一般講演の講演1件あたりの持ち時間は15分です。

  12分(講演)+3分(質議)

10分で1鈴

12分で2鈴

15分で3鈴

 

・今年「大気環境学会支部表彰」を受賞された方の持ち時間は20分です。

 

・特別講演は1時間です。

 

・特別講演の後、総合討論を行います。

活発な討論を期待します。

 

 

9:20− 開会のあいさつ

 

9:30−12:00 座長(山下栄次)

1.四国とその周辺における光化学オキシダントと気象のトレンド

○高見 雄佑、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

2.Ox濃度に及ぼす地理的影響について

○國元浩平、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

3.オゾンと気象の立体分布観測(1)

○泉萌、山下真生、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司

(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

4.オゾンと気象の立体分布観測(2)

○山下真生、泉萌、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司

(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

5.愛媛県の山岳地域におけるオゾン濃度

○武智勝哉、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司

(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

6.愛媛大学農学部におけるSPM,PM2.5,OBCの経年変化

○奥田梨恵、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

7.PIVを用いた山越気流の剥離挙動に関する研究

○新山翔一、高見雄佑、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、神田勲、山尾幸夫、上原清

(愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

8.1-ブタノールを用いた臭気強度評価方法の検討

○江藤翔太,見上周兵,樋口隆哉山口大学大学院理工学研究科環境共生系専攻

9.センサーを利用した悪臭モニタリング

○蔡 喜英1),朴 商珍2),樋口 隆哉1)

1)山口大学,2) 韓国・又松大学校(山口大学大学院理工学研究科環境共生系専攻)

10.パリゴルスカイトを用いた硫化水素の吸着除去に関する研究

○中村四季,樋口隆哉山口大学工学部循環環境工学科

 

12:00−12:45 昼食

 

12:45−14:45 座長(樋口隆哉

11.岡山理科大学生態システム園における降水量別総降下物の経年変化―2007年〜2010年―

○江國真幸1),宮城祐太2),山下栄次2)

 1) 岡山理科大学大学院総合情報研究科,2) 岡山理科大学技術科学研究所

 

 

12.異なる採取方法による降雨中成分の経年変化算出方法の検討

○山下栄次1),宮城祐太1),江國真幸2)

1) 岡山理科大学技術科学研究所,2) 岡山理科大学大学院総合情報研究科

13.瀬戸内の島での降水の降雨強度別イオン濃度の特徴

○大原真由美(広島県立総合技術研究所 保健環境センター)

14.水島地域におけるニ酸化硫黄汚染と対策の経緯

○前田泉*、井上堅太郎**

(*:岡山理科大学総合情報研究科 **:岡山理科大学総合情報学部)

15.水島地域をめぐる環境保全対策と主体の関わりの変遷について

○井上堅太郎*、前田泉**、

(*岡山理科大学総合情報学部 **岡山理科大学総合情報研究科)

16.山口県における浮遊粒子状物質濃度の動向について

  ○三戸一正、長田健太郎、今福幸也(山口県環境保健センター)

17.The selection and use of two higher plants as bioindicators of some simulated

air pollutants in chamber conditions.

Ilemobayo Oguntimehin, Hiroaki Kondo, Hiroshi Sakugawa(Hiroshima University)

18.Photoformation rate and source of OH radical in atmospheric water-extract

of aerosol and water-soluble gaseous collected at Higashi-Hiroshima, Japan.

NOMI, Sonia Naomi (Hiroshima University

 

14:45−15:00 休憩

 

15:00−16:40 座長(井上堅太郎)

19. 近年の島根県における光化学オキシダントの状況について

○佐川 竜也(島根県保健環境科学研究所)

20. 愛媛大学農学部における20062010年大気連続測定

〜瀬戸内地域における高濃度事例とその要因について〜

○岡ア友紀代 (愛媛大学農学部大気環境科学研究室)

 

−特別講演−

『大気環境研究の現状と今後の課題』

若松伸司(愛媛大学 大気環境科学研究室)

 

16:40− 総合討論・まとめ (大原真由美)

 

17:00 閉会挨拶