大気環境学会中国四国支部


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大気環境学会50周年記念中国四国支部公開講演会

 

主催:大気環境学会中国四国支部

後援:日本化学会

日時:2010123 (土曜日)9:15−17:00

場所:広島県健康福祉センター2F広島市南区皆実町1-6-29

聴講:無料   講演要旨集:¥1,000

 

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支部公開講演会報告(2010123日)

出席者:28名

市民の方、企業の方も参加してくださり、お礼申し上げます。

 

今回、要旨集を印刷製本しました。

残部がありますので、入手希望の方は

(〒734-0007 広島市南区皆実町1-6-29、広島県立総合技術研究所 保健環境センター

 大原真由美、FAX082-252-8642

まで、ご連絡ください。

1,000A4100ページ、カラー印刷)です。

 

講演会は、

排ガス分析の問題点、

中国四国地方の酸性雨の問題点、

ガス・エアロゾルの中国四国地方の特徴、

20091019日の黄砂事例、

丹沢における異流経路、

丹沢の30年間の気象トレンド、

丹沢の立体気流、

丹沢のオゾン立体分布、

二次元山岳模型による山越え気流、

AOT40によるOx植物影響評価、

最近3年間の大気環境汚染物質濃度、 

最近3年間のPM2.5の濃度、

OxSPMの経年変化、

オキシダントの大気中での反応、

札幌のスパイクタイヤ粉塵対策効果、

地方の大気環境政策の課題、

山口県における大気環境に関わる過去の対策事例、

悪臭評価の課題、

以上18題の一般講演があった。

 

奥山喜久夫先生には

「エアロゾル計測の問題点」を特別講演していただきました。

PM2.5の環境基準が20099月に決まったが、粒子の計測の困難さを痛感した。

エアロゾル計測には問題点があり、又、地域によって成分濃度は異なり、

今後どうすればよいのか難しい問題が残っていると感じた。

 

総合討論では、

奥山喜久夫、若松伸司、野上裕作、井上堅太郎、古谷長蔵、樋口隆哉先生がコメンテーターとして、

今後の大気環境問題への取り組み方を語っていただきました。

 

PM2.5の環境基準は決まったが、アメリカの物まねであり、地域によって組成が異なる。

自治体は発生源を持っているという強みがある。発生源と共に調査をし、地域毎に問題をまとめていく必要がある。

・大気はつながっており、大気環境を、地方とグローバルに「しわけ」するというのは困難である。

地方の経済が疲弊している中で、グローバル問題を扱うのは難しいのではないか。

しかし、地方はフィールドが強く、大学はフィールドが難しい。この武器を持ってローカルな問題を浮き彫りにして欲しい。

・環境問題の中で「地球温暖化」と「生物多様性」は重要である。

社会の問題を、この2つのキーワードに照らし合わせ、結び付けて研究をしていったらどうか。

・過去30年間、温暖化だけでなく生態系も含め、地域が発信してきた。

これらを考えると地域の行政、研究は地域を活性化できるはず。

・世代交代によって、次第に発生源の調査などが手薄になってきている。

少なくとも、最低限の調査方法、手段を受け継いでいくべき。

・アスベスト問題は、一度、社会が一斉に目を向け問題になり、あっというまに消えた。

その後10年経過して再燃した。本当は、10年前の社会問題になった時に解決しておくべき問題だった。

PCB問題なども重要で、地方が先頭に立って引っ張っていくべきだ。

・悪臭問題は地域の問題である。立ち入りなどには、最低限、理解できる能力を身に付けておく必要がある。

・たとえば、温暖化によって、山の上の雪がなくなり、植生が変わり、動物が人間世界におりてきて、木を食い荒らすというような事例もある。

これらの現象をとらえながら総合的に調査・研究を進めるような工夫をすることも必要。こういうことも温暖化と関係している。

・大気がどんな役割を果たしているかを考えながら、温暖化、生物多様性などとも関連づけて調査・研究を実施していくべき。

  などの意見交換があった。

 

時間的にあまり余裕がなく、厳しいスケジュールでした。

(文責:大原真由実)

 

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(趣旨)大気環境学会は公害が激しかった時期に設立され、大気汚染に関する環境問題の解決のため

大学や自治体が主体となって調査研究活動を行ってきました。

公害をなくすためにどのような対策をとり、どのように環境を守っていくかを

専門家が集まって設立して以来、今年50周年を迎えました。

公害が激しかった頃に比較し、一見大気問題は解決したかのような感触を受け、

実際、環境基準を満たした物質もあります。

一方では、アスベスト問題が起こったり、ダイオキシン問題が起こったり、

最近では、大気中の2.5μm以下の微小粒子状物質の環境基準が決められました。

オキシダント濃度は、一旦は下がりましたが

越境汚染が加わり1970年代頃と同じくらいになってきています。

このような中で我々は今後どのような対応をとれば良いのか、

今後どうすれば良いのかを考えていける場にできればと思います。

 

以上の主旨で中国四国支部で公開発表講演会を行います。

 

今回は50周年記念として講演される会員の交通費を補助します。

(参加人員にもよりますが、必要な方には交通費の一部を補助する予定ですので、

必ず領収書を持参くださいますようお願いします。

なお、全体の旅費支出の状況を把握するため、あらかじめgoogle等で旅費を調べて、ご連絡ください。

旅費補助申込者が多数の場合は一定の割合で支払いすることもあることをあらかじめご了承ください。)

又、多くの人のご意見をいただくために、会員の紙上発表も受け付けます。

大気環境50年の歴史、現在、将来への大気環境に対するご意見も歓迎します。

皆様奮ってご応募くださいますようお願いします。

 

講演会プログラム

 

(一般発表)

9:15― 趣旨説明:大原真由美

9:30−12:00 座長(井上堅太郎)

1.排ガス中のHCB及びPCB測定方法の検討

    今井健司(中外テクノス)  

2.中国四国地方の酸性雨

    大原真由美(広島県立総合技術研究所保健環境センター) 

3.瀬戸内地域のガス、エアロゾルの特徴

    大原真由美(広島県立総合技術研究所保健環境センター) 

4.中国四国地方における秋の黄砂について

    長田健太郎(山口県環境保健センター) 

5.丹沢におけるOx移流経路の検討
松隈大亮、
斎藤正彦、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、相原敬次*、飯田信行**、

山根正伸*愛媛大学農学部, 神奈川県自然環境保全センター, **神奈川県環境科学センター

6.過去30年間の気象データをもちいた丹沢地域における気象トレンドの解析
下村佳史、
岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、相原敬次*、飯田信行**、山根正伸*
愛媛大学農学部, 神奈川県自然環境保全センター, **神奈川県環境科学センター 

7.2009年夏季の丹沢周辺における集中観測について(1) 立体気流分布
武智勝哉、
下村佳史、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、堀越信治***、相原敬次*、

飯田信行**、山根正伸*愛媛大学農学部, 神奈川県自然環境保全センター,

**神奈川県環境科学センター***メテオリサーチ株式会社 

8.2009年夏季の丹沢周辺における集中観測について(2) オゾンの立体分布
山下真生、
國元浩平、松隈大亮、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、堀越信治***、

相原敬次*、飯田信行**、山根正伸*愛媛大学農学部, 神奈川県自然環境保全センター,

**神奈川県環境科学センター***メテオリサーチ株式会社 

9.2次元山岳模型をもちいた山越気流に関する研究
野本悠太、
下村佳史、岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、神田勲*、山尾幸夫*、上原清*
愛媛大学農学部国立環境研究所 

10.Oxによる植物影響評価についての研究 -AOT40の検討-
國元浩平、
岡ア友紀代、西川敦、若松伸司、相原敬次*、飯田信行**、山根正伸*
愛媛大学農学部, 神奈川県自然環境保全センター, **神奈川県環境科学センター  

 

12:00−13:00 昼食

 

13:00−15:00 座長(大原真由美)

11.愛媛大学農学部(樽味キャンパス)における大気汚染物質連続測定(2006-2009)
岡ア友紀代、
西川敦、若松伸司(愛媛大学農学部) 

12.愛媛県における粒子状物質の経年変化と季節変化
小田和洋、
岡ア友紀代、西川敦、若松伸司(愛媛大学農学部) 

13.愛媛県とその周辺におけるOxおよびSPMの経年変化について
高見雄佑、
岡ア友紀代、西川敦、若松伸司(愛媛大学農学部) 

14.最近の光化学オキシダントに関する一考察

     野上祐作(岡山理科大学)  

15.スパイクタイヤ規制による浮遊粒子状物質濃度の変化について

1980年代後半から1990年代半ば頃までの札幌市における事例から−

     前田泉、井上堅太郎*

(岡山理科大学総合情報研究科、*岡山理科大学総合情報学部)

16.環境政策における地方の役割について

     井上堅太郎、待井健仁・安倍裕樹・羅勝元・前田泉*

(岡山理科大学総合情報学部、*岡山理科大学総合情報研究科)

17.大気環境に係る地方における取組みについて

     古谷 長藏(株式会社山口測地) 

18.悪臭評価の課題と今後

樋口隆哉(山口大学工学部)

 

15:00−15:15  休憩

 

15:15−16:15  座長(若松伸司)

―特別講演―

大気環境および空気清浄におけるエアロゾルの計測の重要性

   Importance of Aerosol Measurement in Atmospheric Environment and Air Purification

奥山 喜久夫広島大学

 

16:15−16:45  司会(大原真由美)

―総合討論―

(シンポジウム形式:話題提供者は

奥山喜久夫、若松伸司、野上祐作、井上堅太郎、古谷長藏、樋口隆哉

 

 

(参加申し込み・問い合わせ先)

参加申し込みは氏名、所属、連絡先を記入の上、1225日までに以下にお願いします。

(〒734-0007 広島市南区皆実町1-6-29 広島県立総合技術研究所 保健環境センター

                    大原真由美 (FAX082-252-8642))

 

************************************

 

*発表および原稿の申し込み:11月6日

応募要領:発表演題(講演発表か紙上発表かの別)、氏名、所属、

連絡先(住所、氏名、電話、FAX、メールアドレス)

旅費補助の要・不要、パソコン持参か会場内パソコン使用かの別

 

*原稿締め切り:12月4日(必着)

発表形式:要旨原稿はPDFファイルでお送りください。4枚以内でお願いします。

大気環境学会の要旨と同じ形式で、お願いします。

 

会場には、「Power Point 2002 」を用意します。あらかじめ動作確認をお願いします。

申し込み等の連絡は、下記にお願いします

*大原真由美(アドレス: oohara@msg.biglobe.ne.jp )

      〒734-0007 広島市南区皆実町1−6−29

広島県立総合技術研究所 保健環境センター 大原真由美 宛

電話:082-255-7145FAX082-252-8642  までお願いします。

 

メールの場合は、件名を「大気環境学会50周年記念講演会申し込み」としてください。

お申し込み後、受付連絡が1週間経過してもない場合はご連絡ください。

 

 

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