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大菩薩峠
大菩薩峠紀行(7);甲斐の覇王・武田家滅亡の地

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 大菩薩峠・紀行(7) 「甲斐の覇王・武田家滅亡の地」 .




 
 武田家一族を祀る景徳院の山門(wiki)


 
 武田勝頼と一族の墓稜(wiki)



序ながら、雲峰寺前の林道はこのまま上日川峠を越えて、日川沿いに初鹿野に達している。 
その手前に大和村・田野地区があり、この地に天童山景徳院という古刹がある。

大和村は武田家滅亡の地として知られ、この寺院には武田家最後の当主・武田勝頼とその一族が祀られている。



信玄亡き後、嫡子勝頼は織田信長との「長篠の戦い」で散々に敗退する。
合戦以降、仇敵・信長との関係は小康状態が続いていた。

勝頼は、近い将来攻め込んでくるであろう織田・徳川連合軍への備えのため、躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)より強固な韮崎の地に新府城(韮崎市)を築城して防備を固めるとともに、武田軍団の再編成を目指した。

そして、遂に天正10年(1583年)3月、織田信長・徳川家康連合軍による甲斐侵攻が始まる。
武田軍は次々と城を落とされ、終に、甲斐国国主武田勝頼は新府城をも捨てて、家臣の郡内領主小山田信茂を頼り落ちのびるが、更に、信茂の謀反に遭い逃げ場所が無いことを悟った勝頼一行は、武田氏ゆかりの地である天目山棲雲寺を目指した。

しかし、その途上の田野でついに追手に捕捉され、嫡男の信勝や正室の北条夫人とともに自害した(天目山の戦い)。
享年37。


これによって、450年の歴史を誇る名門・甲斐武田氏は滅亡
勝頼父子の首級は京都に送られ長谷川宗仁によって一条大路の辻で梟首されたという。


この後、織田信長が本能寺にて横死すると甲斐の国は国主不在の状態となった。
甲斐は最終的に徳川家康が領するが、家康は同年7月に勝頼と家臣ら殉死者の菩提を弔うため、田野郷一円を寺領として寄進し、寺院・景徳院を創建している。

家康はこの他にも武田遺臣を保護しているが、それは国主不在となり緊張状態にあった甲斐国における領民懐柔政策でもあったとも指摘される。


尚、田野・景徳院の上流に天目山棲雲寺がある。
この寺院も武田氏所縁の寺で、室町期(1417年)、上杉禅秀の乱(室町時代、関東地方で起こった戦乱で、前関東管領である上杉氏憲(禅秀)が鎌倉公方の足利持氏に対して起した反乱)に加担したとして、室町幕府の討伐を受けた甲斐守・護武田信満(甲斐武田氏の第13代当主)がこの山中で自害したとされる。

信満の遺骸はこの寺に運ばれて葬られたとされ、棲雲寺には信満の宝篋印塔やともに自害した家臣達の五輪塔が存在している。
武田信玄も軍旗・軍配・陣中鏡を同寺に奉納したと伝えられている。

追い詰められた勝頼一行は、一縷の望みを掛けて武田氏ゆかりの地である、この天目山棲雲寺を目指したのであった。

甲斐大和、国道20号線の入口には、「武田家終焉の地・甲斐大和」と大きな看板が立つ。


元より、塩山地域には古寺が多い。
雲峰寺をはじめ鎌倉時代後期には、鎌倉から夢窓疎石を招いて建立した恵林寺や抜隊得勝(ばっすいとくしょう;南北朝時代の高層)が建立した向獄寺、更に慈雲寺放光寺など古刹、名刹があり、何れも武田家所縁の寺院で多くの著名禅僧が入国し、甲斐国における臨済禅の中心地となったとされる。


次回、「上日川峠









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