「山」に関する過去の雑記、メモを整理しながら投稿しております。
 同じ趣味、興味のある方は立寄って御覧ください・・。
 この記事は今から38年も前の記録です、現在とはかなり異なる部分もありますが、
比較しながら眺めるのも一興でしょう。
 


西丹沢:檜洞丸の全容

山旅の記憶西丹沢:檜洞丸1
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中川温泉、箒沢から檜洞丸への行程概念図



  丹沢山塊・「西丹沢」

  「丹沢山塊」は、一般的に中央部の蛭ヶ岳を境に、比較的、交通アクセスが便利で開けている「東丹沢」、そして、ブナ林などが多く広がり、山深い山相で交通アクセスのやや不便な「西丹沢」の二つに区分される。  

  その西丹沢であるが・・、
 こちらは主に、小田急・新松田駅から富士急行バスで西丹沢、箒沢方面行きに乗込むことになる。 
山麓ベースには御殿場線の「山北駅」などもあるが、乗継が不便なこともあって、やはり新松田駅がベースになるようである。
 西丹沢の山容は東丹沢や表尾根のそれとは異なり、バスで1時間以上も揺られることになり、従って奥深く静かな山歩きが楽しめる。

現在は、途中に「丹沢湖」(三保ダム:ダムは1978・年昭和53年に完成している)があるが、我等が西丹沢に入った当初の頃は未だ完成しておらず計画段階であった。


  西丹沢:檜洞丸概略

 檜洞丸(ひのきぼらまる、標高1,601m)は「ヒノキボラマル」と読む、その呼び名が珍しく心惹かれた。 山ではなく「丸」というのがいい・・。 
尤も、この西丹には「畦ヶ丸」や「大杉丸」(犬越路正面)といった、山でない丸もある。
 因みに、檜洞丸の「洞(ほら)」は深い谷に付けられる名前で、「丸」は頂を意味するともいう。 これだけで、この山が深い谷と高い頂を有していて、合わせて周囲の状況も想像できる。

  檜洞丸は、最近は一般的でないが「青ヶ岳」(あおがたけ)とも称していたらしい。
 この青ヶ岳の名称については、北部道志側はカモシカが多くそれを「アオ」と呼んでいたことから山名を青ヶ岳と呼び慣わしていた。 一方、檜洞丸という名称は、南側の中川、箒沢部落側での呼称だそうである。 
 山頂付近には青ヶ岳山荘という名称の山小屋がある。

  丹沢山地で蛭ヶ岳(1,673m)、不動ノ峰(1,614m)、鬼ヶ岩ノ頭(1,608m)に次いで第4の標高を誇る山で、東には臼ヶ岳、それより先には蛭ヶ岳、北西には犬越路、大室山が位置する。
 山頂付近は、特有のブナの原生林に包まれ、5月中旬から6月上旬にかけて南面にシロヤシオツツジ、ミツバツツジなどの群落地が観られる。

  因みに、「シロヤシオツツジ」は別名五葉ツツジともいい、南面の高山地にブナの林とともに生息するツツジ科ツツジ属の落葉樹である。 時に直径数十cmの大木となり、葉は丸みを帯びて、縁が薄く赤く色づくことがある。枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから「ゴヨウツツジ(五葉躑躅)」とも呼ばれ、木の肌は松ノ木に似たうろこ状を成している。

  花は5〜6月に咲き、白く大柄で大木に一面に咲くのが美しい。
 白いので遠くからは余り目立たないが、多数の木が群生している場合には、その下に入って眺めると実に美しい。 特に、丹沢山から丹沢三峰(東峰、中峰、西峰)辺りに群生している。

  「愛子内親王」のお印としてシロヤシオの花が用いられているという。


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シロヤシオツツジの大木、登山道に覆いかぶさる


シロヤシオツツジの清楚な純白の花、葉は五葉で先端が赤味がかっているのが特徴


  「檜洞丸」は、現在でも山全体に木々が鬱蒼と茂り、昼なお暗いかんじで眺望には恵まれてないが、西丹沢の盟主には違いない。
 檜洞丸、大室山、加入道山を中心として、神奈川県高体連山岳競技大会全国大会予選や関東大会予選が毎年この山域で行われる。

  登山道は、主稜縦走を別として、西丹沢自然教室から登るツツジ新道が一般的であるが、西丹沢県民の森から石棚尾根、あるいはユーシンから大石尾根を登る道もある。
 下山ルートは犬越路か箒沢に下りる二つのメインルートがあるが 、春のツツジ(ミツバツツジ、山ツツジ)を楽しむには犬越路がお薦めであろう。    

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南ア・北岳(1969年)
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谷川岳(1967年)
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西丹沢・大室山(1969年)
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西丹沢・檜洞丸(1970年)
丹沢、山迷記(1970年)
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