尾瀬紀行
残雪の尾瀬・燧ケ岳登行(16)

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 尾瀬紀行(31)裏燧ケ岳 「尾瀬・御池」   、



 御池側から見る雪の燧ケ岳



さて、広沢田代の湿原から一気に御池まで下ることにしよう。 
木道階段をしばらく下ると、今度は石や木の根がはみ出しているゴツゴツとしたクサッタ雪面の悪路を辿る。

この頃になって、やはりというか左の膝関節がガクガクと「笑い始め」、やや痛みが感じ出した。 
これはヤバイ・・!。
願わくば明日予定の「会津駒」の登行に、影響が出ないように祈るばかりである。


ところで、「膝が笑う」とは足(脚)が疲れて、力が入らずに、がくがく震えている状態が、笑ってヒクヒクしている状態に似ているからである。 

長時間歩くなどして膝のお皿の筋肉の疲労が蓄積し、膝がガクガクしてバランスを維持できなった状態を「膝が笑う」と言う。  

“膝に笑われないのが上手な登山者といえるかも・・?”

「そろそろ膝がトシちゃんになってきた。ガクガクや。」(田原俊彦)

これは登山用語のうちの一種の慣用語、俗語で、他にも「顎を出す」は、登りで、荷物が重かったり道が急などで疲れて、呼吸が苦しくなり、顎が前に出た姿勢になってしまうこと。

尚、「きじうち」は、男性が野山でする小便のことで、女性は「お花を摘む」という。 
「大キジうち」は大便のこと。



一時して、燧ヶ岳へ4.5キロの標識が現れ、更に、木道を100mほど行くと待望の御池ロッジに到着した。 
永かった1日がようやく終わろうとしている。


御池ロッジは湿原とブナ林に囲まれた静寂な地、大自然に包まれた山小屋であるが、今だ真新しいコンクリート造りのホテルのような山小屋・・?であった。
丁度、国道352号沿いにあって、ここまで田島や会津高原尾瀬口駅より、凡そ2時間掛けてバスが来ているのである。 

時節ともなると、乗合バスは更に尾瀬沼の近く「沼山峠」まで届いている。
いずれにしても尾瀬入山の基地で、尾瀬沼や日本百名山・「燧ヶ岳」に最も近い宿泊場所といえるだろう。

施設の裏側には湿原が広がり、水芭蕉やニッコウキスゲ等の高山植物が咲き、朝の散歩や散策が楽しめるようだ。
また、当施設には「尾瀬ブナの森ミュージアム」が併設されており、尾瀬の自然の豊かをさを知ることができる。(御池ロッジ)


次回、「御池ロッジ




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 尾瀬紀行(32)裏燧ケ岳  「御池ロッジ」   ,



 残雪多い「御池ロッジ」



玄関へ入ると、イキなお上さんがそれとなく・・、

どちらからお出でかえ・・? 」 とやんわり聞く。 

これは宿の記帳をする前のチョットした会話を楽しみたいようである。

神奈川の方からだけど、 今朝一に大清水から沼を回って、燧を越えてやってきました
そいつは、でえれえ強行軍でしたな。 お疲れでしたろ、サアサアお上がりになって下せえ

自分でも、そう思ってるくらいだから、そうなのであろう・・?、
相当に疲れているのは事実であるが、心配りの一言で心が和み、疲れもスーッとやわらぐのであった。

お上さんは、自分の宿のように気楽に親しみをもって案内してくれるのが嬉しい。



ところで「御池ロッジ」は桧枝岐村営の公営の宿舎であり、昭和40年前期に建てられた比較的新しい宿舎である。 
小生が訪れたこの年は、昭和48年当時である。


因みに平成8年、尾瀬御池ロッジに「ぶなの森ミュージアム」が併設せれている。

案内によると・・、
一階 尾瀬の生い立ちや檜枝岐を詳しく知ることができる資料館
二階 尾瀬に関する情報をお知らせしているインフォメーションコーナー
三階 ウオッチングルーム・ミニシアター・ジャラリーで尾瀬の魅力を満喫



今朝早く、長蔵小屋の前で盛んに「ヘリ」で物資を運んでいたが、その補給基地が宿のすぐ前であった。 

たまたま離陸するところであったので、一丁、写真でも撮ってやろうと近くまで近寄ったところ、出力が上がったせいかいきなり帽子が飛ばされた。

その様子を先ほどのお上さんがニコニコしながら見つめていた。


ホテルのような立派な部屋に、予約も無しに泊まれるのは山旅としては極めて珍しく、何か勝手が違う感じがした。 
それにしても、五月のG・W(ゴールデンウイーク)どというのに、お客はそこそこでしかないようだ。 
やはり、尾瀬の本番には未だ早く、6月の水芭蕉が咲き乱れる頃から賑やかになるのであろう。


昨夜より殆ど寝ないで、半ば強行軍の旅立ちだったので一風呂浴びたら、身体の表面に疲れがドット現われてきた。

早めの食事で、銘酒と夕食を戴いた頃には、すっかり出来上がり、さっさと床へ忍んだ。


次回、「裏燧林道




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