尾瀬紀行
残雪の尾瀬・燧ケ岳登行(7)

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 尾瀬紀行(13)尾瀬 「雪の尾瀬沼」  ,



 未だ雪を被る尾瀬沼と燧ケ岳



三平峠からは尾瀬沼に向かう木道は急な下りとなる。
展望の効かないうっそうとした森から、やがて前方の見通しの利く個所も出てくる。 
尾瀬沼や本日の目的地・「燧ケ岳」の鋭峰もチラホラ見渡せる。


尾瀬沼方面へと15分ほどの下りで、階段状に置かれた木道をリズム良く降りると、眼下には尾瀬沼や大江湿原を望むことができた。
やがて登山者の声と山小屋が見え、三平下に到着する。

あの絵のような景観がとびこんできたのだが、一昨年の白と緑と茶色の三層の世界とはチョッと異なって、今は未だ白と茶褐色の二層の世界であった。


尾瀬沼湖畔は未だ完全に雪の下にあり、多いところでは1メートルもありそうであった。
尾瀬沼は冬季全面結氷する。
実際は結氷というより、雪で埋まると言った方が適切なのかも知れない。 

厳冬期には沼の上を歩いて渡れるようになるらしいが、今の時期は(五月初旬の連休)は気温も上がり、氷結した湖面も緩み始めているので立入り禁止になっている。
普通、尾瀬沼に入るには大清水まで車で入れるのだが、大清水までの道路が開通する時期と前後して尾瀬沼の氷が弛み、上を歩けなくなるともいわれる。
どちらが先になるかは,その年の積雪量や気温の変化によって変わってくるのは当然である。


天候は快晴の上天気とまでは言わないが、薄い高曇りのため展望は十分に満足できるものであった。
白い湖面からヌーと立ち上がっている「燧ケ岳」はさすがに尾瀬を際立たせる名峰である。 

尾瀬一帯は何処を見ても、何処から眺めても各ショットが素晴らしいが、特に夏季、満々と水を湛える湖面に映す「逆さ燧」は、この地から望めると尾瀬随一の景観ではないか、と小生は勝手に思っている。

この後、あの名峰へ挑むことになる・・・!!。


次回、「燧ケ岳




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 尾瀬紀行(14)尾瀬 「燧ケ岳」  ,



燧ケ岳」の山容は富士形の円錐形の弧峰で、晴れた日には360度の展望が楽しめ、頂上は柴安、俎、ミノブチ岳、アカナグレ岳、御池岳など五峰から成り立っている。

余り知られていないが東北以北では最高峰の峰であり、因みに、群馬・上州側と福島・会津側との県境は尾瀬沼の中央を分け合っている。

一方、燧ケ岳とは対照的な「至仏山」は尾瀬ヶ原の西側に位置し、なだらかな山容で相対峙している。 
見るからに至仏がたおやかな女性的な山なら、燧は男性的に毅然として実よく、登山意欲を駆り立てるのである・・!。


燧ケ岳は標高2,356mで福島県に属するため、東北では一番高い山であり、同時に尾瀬界隈は一番新しい火山性の山岳でもある。
実は、燧ケ岳の噴火溶岩により、堰き止められて出来たのが尾瀬沼で、海抜1,665m、周囲約8km、水深約9.5mの山岳堰止湖であった。

湖畔周辺は大江湿原、小淵沢湿原、田代といわれる湿原群が取り巻き、季節ごとに様々な美しい花を咲かせているのは周知である。
因みに、尾瀬沼の西側、白砂峠を越えた「尾瀬ヶ原」は、標高1,410mで東西約6km、南北約2kmの規模で池塘やその中の浮島、河岸の拠水林などの大湿原を形成している。


上記のように、尾瀬ヶ原より尾瀬沼のほうが255mも高いのである。
従って、尾瀬沼の水は沼尻川となって尾瀬ヶ原を潤し、更に只見川、阿賀野川の大河となって日本海に注いでいる。 
つまり尾瀬沼は阿賀野川の水源地域でもあるのだ。


次回、尾瀬は高原か山か・・?




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