八ヶ岳・夏(2)
(主峰赤岳・2899m)


権現小屋と権現岳山頂


期  日   昭和42年8月(1966)  2泊3日
主ルート  小淵沢⇒編笠山⇒権現岳⇒主峰赤岳⇒横岳 硫黄岳⇒本沢温泉⇒松原湖
同行者   会社同僚 1名(有田君)  途中から女性4人
寸  評   初のアルペン的山へ挑戦 赤岳山頂にてスイカを食す


ここからは登り、この登りは辛かった。
全ての悪条件がこの一身に集中している感じだ、
いわゆるバテ気味、おまけについに雨がやってきた。
辛い一身に、さらに風雨が追い討ちをかける。

ヤットのことでその山小屋へ飛び込んだ。
着いた小屋は「権現小屋」という。
 
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【第一日】


東京へきて近郊の山である「丹沢山塊」へ行ったのが山歩きの始まりであった。

その時の印象はやたら汗水たらして、へばりきって頂上らしきところへ着いたときは、ぶっ倒れるようにひっくりかえって、深呼吸していた。

同時に青天井で微風が頬を撫でるとき、なにか清々したものを感じたのも確かであった。
そして、この頂上らしき所が1500mちかい「塔ヶ岳」であることが後になって標識で判った。
 
しばらくしてからの或る日、有田君(会社の後輩、山にかけては先輩)が次ぎは夏休みに「八ッ」にでも行ってみましょうか・・と誘う。

「八ッ」ってどんなところか知らないし、知ろうともしなかったがとりあえず生返事をしたしまった。

やはりあの青天井をもう一度味わいたかったかもしれない・・!。
有田君に全てをまかせて・・。



新宿発十一時四十五分の深夜急行にとび乗った.。

中央線の「小淵沢」に着いた頃は未だぼんやりと明けきらぬ世界であった。
空気は冷気をふくみ、鮮烈なまでに快晴である。

ゾクゾクッと武者振るいのようなものが全身をはしる。だがしかし、頭のほうは車中の睡眠不足のせいか“ミルクのなかに頭をポチャッと漬けたような”不快感があった。

周囲を見渡すと山また山。『八ヶ岳』の連山も遠くで鎮座している。
天空が良く晴れ渡っているのが判る。 

我らを誘っているのか、拒んでいるのか、 人間の小さな一歩ではあの頂きまでは無限の時がかかるような気がする。

気を入れ直して、ともあれ前進だ。

事実、歩いても歩いても『山』は近ずいてこない。

幅の広い車道を(山火事延焼防止の為、幅広く立ち木が伐採してあるとか)しばらくすると、おおきな十字路があった。左右方向つまり等高線沿いに立派な道があった。
「棒道」とゆうらしい、甲斐の武田信玄が信濃へ進出時の往還道路つまり歴史的軍道だったらしい。
かっては上の棒、中の棒、下の棒と3つの軍道が存在したらしい。
 
白樺林を更にゆくと広い草原地帯に着いた、「観音平」だ。

清々とした場所で待望の朝食をとる、あまり食欲はない。
 
しかし、ミルク頭はいつのまにか澄んでいたのは有り難かった。
 
見晴らしのよい草付きの活葉樹林帯から、原生林帯え分け入る頃は本格的な山岳路で急登の連続だ、振り返ると下界が下界らしく遠望できる。高度が感じられる、『八ヶ岳』の懐へ押し入った、・・とゆう実感だ。 

いつの間にかモヤモヤとしたものが、周囲を漂いはじめ、上部の方はドンヨリとしたガスで覆われ視界が効かなくなっているようだ。


さて、体調の方はとゆうと、混雑した夜行列車の影響か、いわゆるアゴ出し状態でバテバテといった感じだ。
しかし、脚のほうは一歩一歩と前進してくれている。

有り難い。

巨石がゴロゴロした、平坦なところで大休止。

編笠山の頂上らしい。 

五葉松を伏せた様な「這松」が巨石巨岩の間に密生している。
それが風に吹かれて振るえている。
この頂上付近はまた猛烈なガスにスッポリ覆われて視界は全く効かない。

それにしても、盛夏だというのに寒い・・!!


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今日は8月11日、下界は本来ならランニングとステテコ姿でも暑くてフウフウしているはずが、・・この世界は冬に戻ったみたいだ。

簡単な昼食後ただちに出立した。巨石巨岩の間の急斜面、下りきった所に建物が在った。「青年小屋」とあった。

小休止して出発。
ここからは登り!!この登りは辛かった、全ての悪条件がこの一身に集中している感じだ、いわゆるバテ気味、おまけについに雨がやってきた、辛い一身にさらに風雨が追い討ちをかける。

相棒のA君は承知したもんで「もう間もなく、山小屋が有るはずだから、頑張りましょう」か弱い小生をなだめながら、


微足(速)前進。 横なぐりの風雨は激しさを増していた。

ヤットのことでその山小屋へ飛び込んだ。
着いた小屋は「権現小屋」とゆう。

予定なら次の「キレット小屋」まで脚を延ばすはずであった・・とは後で聞かされた。
信州の紺碧の空と蒼い山並みを想像してたのに、・・・それにしても、山小舎に寝泊りするのは初めての経験であった 部屋の一隅に陣を取る。カンテラ照明の下で、信州の素晴らしい自然を満喫する為に、ハルバルここまでやって来たのに。
ヤヤしっぺ返しをくった腹立たしさを感じながら、ただ、隣りに居合わせた四人の女性グループが、何と無く気になりながら。

そして、明日の晴天を祈りながら、しだいに夢路へと・・

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