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犬のワクチン接種

ワクチン接種はなぜ必要? 

 ウイルスによる伝染病の治療は困難であり、感染してからの治療よりも予防が重要となってきます。そしてそのもっとも有効な予防策がワクチン接種です。

 ワクチンは実際の病気に感染することなく免疫力をつけることを目的としています。実際には不活化した病原体または弱毒化した病原体を注射し免疫を刺激することによって、病気に対する抵抗力を誘導するのです。

 ◆8種混合ワクチン

 @犬ジステンパー A犬伝染性肝炎 B犬アデノウイルス2型感染症 C犬パラインフルエンザ  D犬パルボウイルス感染症 E犬レプトスピラ症(カニコーラ型) F犬レプトスピラ症(コペンハーゲニー型) G犬レプトスピラ症(ヘブドマディス型)

 ◆6種混合ワクチン

 @犬ジステンパー A犬伝染性肝炎 B犬アデノウイルス2型感染症 C犬パラインフルエンザ  D犬パルボウイルス感染症  Eコロナウイルス感染症

 ◆狂犬病ワクチン

接種時期は?

 ◆子犬への接種時期

  子犬は母親から与えられた移行抗体がワクチンに影響して効果が弱まることがあるため、移行抗体がなくなると同時にワクチンを接種するのが理想とされています。ところが実際には犬によって移行抗体のなくなる時期にかなりの差があるため、2〜3回、間隔をあけてワクチン接種し、確実に免疫力をつけることが必要です。

  生後43日目〜56日の子犬 → 1ヶ月間隔で3回のワクチン接種をおこないます

  生後57日目以降の子犬 → 1ヶ月間隔で2回のワクチン接種をおこないます

ワクチン接種を受けるときの注意

 ワクチン接種を受けるときは健康状態に注意し、さらに受けた後の状態にも注意して観察し、激しい運動やシャンプーは控えてください。

 ときに接種反応が出ることがあります。注射部位の痛みや腫れ、元気や食欲がなくなる、顔や眼が腫れるアレルギー反応などがみられたら、すぐに当院へご連絡ください。

 また、ワクチンを接種してもすぐに免疫力を持つわけではありません。免疫力がつくまで(3回目または2回目のワクチン接種から1週間)は病気の疑いのある犬との接触など、ウイルスの攻撃をうけないよう注意してください。



猫のワクチン接種

ワクチン接種はなぜ必要? 
 

 ウイルスによる伝染病の治療は困難であり、感染してからの治療よりも予防が重要となってきます。そしてそのもっとも有効な予防策がワクチン接種です。

 ワクチンは実際の病気に感染することなく免疫力をつけることを目的としています。実際には不活化した病原体または弱毒化した病原体を注射し免疫を刺激することによって、病気に対する抵抗力を誘導するのです。

 ◆3種混合ワクチン

 @猫ウイルス性鼻気管炎 A猫カリシウイルス感染症 B猫汎白血球減少症

 ◆5種混合ワクチン

 @猫ウイルス性鼻気管炎 A猫カリシウイルス感染症 B猫汎白血球減少症

 C猫白血病ウイルス感染症 D猫クラミジア感染症

 すでに猫白血病に感染している猫にワクチンを接種しても効果はありませんので、5種混合ワクチンの接種前には猫白血病ウイルスの検査が必要となります。
  ◆猫エイズウィルスワクチン

接種時期は?

 ◆子猫への接種時期

  子猫は母親から与えられた移行抗体がワクチンに影響して効果が弱まることがあるため、移行抗体がなくなると同時にワクチンを接種するのが理想とされています。ところが実際には猫によって移行抗体のなくなる時期にかなりの差があるため、2回、間隔をあけてワクチン接種し、確実に免疫力をつけることが必要です。
   ◆8週齢以上の子猫 → 4週間隔で2回のワクチン接種をおこないます。

その後、毎年1回の追加接種が必要です。

  ◆成猫への接種時期 → 初年度1回。その後、毎年1回の追加接種が必要です。

 

ワクチン接種を受けるときの注意

 ワクチン接種を受けるときは健康状態に注意し、さらに受けた後の状態にも注意して観察し、激しい運動やシャンプーは控えてください。

 ときに接種反応が出ることがあります。注射部位の痛みや腫れ、元気や食欲がなくなる、顔や眼が腫れるアレルギー反応などがみられたら、すぐに当院へご連絡ください。

 また、ワクチンを接種してもすぐに免疫力を持つわけではありません。免疫力がつくまで(2回目のワクチン接種から約1週間)は病気の疑いのある猫との接触など、ウイルスの攻撃をうけないよう注意してください。


フィラリア

犬糸状虫症とは

 犬糸状虫症はフィラリア症とも呼ばれ、犬にとって非常に重要な病気です。犬糸状虫(フィラリア)は蚊の媒介により犬の心臓や肺動脈に寄生し、右心不全をはじめとして肝臓、腎臓、肺などに障害を発生させます。

 フィラリア症は、蚊が犬の血を吸うときに、フィラリアの子虫が犬の体内に入り込むことで感染が成立します。そして肺動脈と心臓に住みついて大きくなり、犬の体にさまざまな障害を引き起こします。犬の大きさ、年齢、性別、種類、飼育環境にかかわらず感染する可能性があり、予防しないでシーズンを経るたびに体内のフィラリアの数はどんどん増えていきます。

急性フィラリア症とは

 突然の赤褐色の尿(血色素尿)と呼吸困難や虚脱などの循環不全を主徴とする急性症で、大静脈症候群とよばれます。慢性経過の途中で肺動脈または心臓の右心室に寄生している虫体が移動して右心房および右心室をまたいで寄生することに起因します。急性症は重篤であることが多いためすみやかに寄生虫体の摘出手術が必要となります。

予防法は

 毎年4月下旬から予防を始めます。予防の前に、まずフィラリアの成虫や子虫がいないか血液検査で確認します。フィラリアが感染していないことが判明した後、予防薬の注射または経口投与をおこないます。注射による予防では1回の注射で6か月間の予防効果が得られ、経口投与による予防では1か月ごとの投薬が必要となります。なお、6か月齢未満の犬の場合は、注射による予防は選択できません(大型犬では8か月齢以降、超大型犬では10か月齢以降に注射することができます)。

治療法は

 フィラリア症に感染していることがわかった場合には、すぐに治療を開始することをお勧めします。まず犬の体がフィラリアの感染によりどの程度障害を受けているのか調べるために、血液検査、レントゲン検査、心電図検査が必要となります。犬が駆虫に耐えられると判断された場合には、薬物療法や外科手術などをおこないます。