Majimena Kaizoku 150929


                                                                  風を感じ大航海時代を走る
NipponMaru Name




思うこと 考えること


1.  気 象学は船乗りによってつくられた
 天気や気象は生活に密接な自然です。
 農業・漁業をはじめ、現代ではすべての経済活動の分野において重要性は増し、その予報は生活に密着し、ずいぶんと発達しました。

 昔から気象に大きく左右されるものに航海があります。嵐に、また無風に悩まされ、船乗りは生命をかけて、いまの天気、明日の気象を知ろうとしました。気 象学、とくに海上における海洋気象学は船乗りが作った、といっても過言ではありません。

 季節風は古くから東洋でも西洋でもよく利用されてきました。
  大航海時代にはいると新しい天地で、台風や貿易風とそれまでとは違った気象現象に遭遇しました。未知な海域で航海の安全を期し、自然にさからわずそれを利 用しようとし、その自然を支配する一般法則を見つけること、すなわち科学が誕生し、今日の気象学となり、船乗りが深くかかわりまし た。

2.  大航海時代 と 三角航路の発見
 ポルトガルのエンリケ航海王子にはじまる大航海時代は、帆船の時代であり、15世紀の70 年間にわたるアフリカ西岸探検は、ヨーロッパから貿易風にのり南下し、帰路はイベリア半島の緯度まで北上し、そこから東に向かい帰国しました。この三角航 路 の発見と習熟は大洋航海の基本となり、帆船であるかぎり、コロンブスの航海も咸臨丸も今日の帆船航海も変わりはありません。

 ポルトガル に始まる大航海は、船による未知なる世界への探検・冒険、そして発見の時代となりました。それを推進した冒険商人はよく言えば交易、多くの場合は略奪に よって、ヨーロッパに莫大な富をもたらしました。それにより世界は動き、その後の欧米優位の世界が形成されました。

 このように、帆船と海の気象、を知ることは、もう一つの世界の歴史を知ることです。
 そこには、夢とロマン、があります。
 それがテーマです。「大 航海時代 はじまる」から船出します。
  まだほとんど未完成ですが、おいおい続けます。

3.  「新しい波の予報法」から50年
 1955年に新しい波の予報法のマニュアルが刊行されました。
 三人の著者のうち中心人物であったピアスン先生が2003年に亡くなられました。
 ニューヨーク大学で先生の助手であった私は、先生を偲び2004年から海洋気象学会の「海の気象」誌に、「新しい波の予報法」から50年、 と題し5回にわけて波浪予報の歴史と、現在の予報の基礎となる私の研究もふくめ概要を解説しました。
   波とその予報に興味がある方に気楽にお読みいただけることを目標にしました。

4.  予報 予知 と占い
 わたくしは、1960年代にニューヨーク大学で波浪の数値予報の研究に従事しかなりな成果を挙げることができましたが、基礎入力データとなる気象予報・ 風の予報が当たらないと、波の予報も外れることとなり、無念の思いをしたことが多々ありました。
 
 それ以降、気象予報・地震予知などとともに、予報・予知・予測、景気をヨム、予言、見る、当てる、占う、おみくじ、ご託宣・・・といった言葉に無感覚で はいられません。

 明日はどこまで計算できるのか。
 当たる、のか、当たらない、のか。
  どのくらい確かなのか、いつも考えています。
 おみくじ、占いはかなり当たります。これは不適格な表現かもしれませんが、当たるのは当たるように行動するからだと思います。自己暗示、でしょう。
 しかし、これは、ときには大変有効に働く、と考えます。