ご挨拶 of NPO法人さらい 社会就労訓練施設

設立の動機・理念

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設立の動機・理念

設立までの困難を聞いてください。

1.動機と設立への流れ

NPO法人 さらい 施設長 中村千代子障害者の施設は大抵、障害の程度の区別なしで一絡げにしているのが現状です。以前、障害者施設の施設長をしていて、社会就労の可能性のある障害者(特に中度の判定者)が一絡げになっているのを残念に思っていました。

 こんな気持ちから、社会就労を目指す施設として、ショッピングセンターの中に、他店と同様のテナント代で契約に立ち上がることができました。

 出店交渉において、障害者への偏見は避けられませんでした。何度もNOサインが出され、あきらめようとしたことがありました。何度も足を運び、社長さんとの話し合いを持っていただき、とうとう出店の了解を条件付きで手に入れることができました。「お客様に少しでもご迷惑をかけた場合は即、退去してもらう」という条件です。契約更新は2ヶ月ごとです。これはショッピングセンターの社長の苦渋の決断だったと私は心底感謝の気持ちでいっぱいでした。それ程、障害者が現実社会に、たべもの作りに出てくることの厳しさは、悲しいかな理解してもらいずらい一面かもしれません。

 まず、パン屋用の白いユニフォーム・コック帽に身を包み、女子は赤のネクタイ、男子は青のネクタイを付けました。工房は総ガラス張りで、作業の様子がお客様から見てもらえるようにしました。障害者にとっても見られているという緊張感が良い刺激となり、励みになると思ったからです。この実施は成功でした。

 もう2年の歳月が流れました。リピーターのお客様も増え、皆様の温かい応援で「戦う障害者施設」を背に頑張っています。

そして、平成21年4月より「NPO法人」を取得し、桑名市地域活動支援センターとしてスタートしました。

2.理念

NPO法人 さらいの理念
生まれた地域の一員として生きたい
生まれた地域で働きたい
生まれた地域で笑いたい
生まれた地域で暮らしたい

地域の一員としての実感を味わいたい
それが私達の願いです。

3.施設の位置づけ

社会就労訓練施設としての役割を担えたらと考えています。
フードコートの接客業・パンの販売・喫茶業務を通じて、コミュニケーションの育成。

4.さらいの意味

”さらい”はペルシャ語で「小さな宿」を意味します。障害の有無を問わず、ここに羽を休めに来て、元気に明日に向かって羽ばたいていけたらという思いからつけました。「障害者のさらい」になれたらいいな・・・。

NPO法人 さらい
施設長 中村 千代子