【時代設定】

明治・大正時代。

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遠弥(とおや):(16)今は既におちぶれてしまった華族『西園寺家』の嫡男。

        人形のように美しく、そして儚げ。

        病気がちな姉の薬代の為に藤堂に身を捧げる事を決意する。

藤堂(とうどう):(28)下町で薬屋をやっている商売人。

         眼鏡な鬼畜系。

直弥(なおや):(22)遠弥の義兄。関西方面で生活していた為、関西弁を話す。

        笑顔な鬼畜系。

 

遠弥(受):

藤堂(攻): 

直弥(攻): 

ナレ(男/女):

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ナレ:光の入らぬ暗い蔵の中。

   人気(ひとけ)も無く、無駄な音など何も聞こえぬその場所にロープの軋む小さな音だけが聞こえていた。

 

   『閉ざされた蔵の中で』

 

 

藤堂:遠弥様。

   なんともおいたわしいことですね。

   この様なあさましい御姿…。

   姉上様のお薬代のためとはいえ、私のような下賤のものに辱めを受けるとは…。

   ふふ…、しかしおちぶれたとはいえ華族。

   西園寺家御嫡男、…本当にお美しくていらっしゃる。

遠弥:…っ――

藤堂:下のお口の紅い椿がとても美しい。

ナレ:乱れた着物に絡みつくように、蔵の柱に繋がれたロープは遠弥の動きを制限する為、

   無数に張り巡らされている。

藤堂:さぁ、昨夜(ゆうべ)私におっしゃった「覚悟」とやらをこの私におみせください。

ナレ:藤堂は遠弥の身動きのできぬ身体を抱き寄せ、乱れた着物の隙間に見え隠れする白い肌に唇を寄せた。

遠弥:……んっ……ぁ…

藤堂:ああ、せっかくですからこらにもステキな玩具、差し上げましょうね。

   この針、どうするかわかりますか?

遠弥:……ッ―――、いっ、嫌……

   ………ひぁっ……痛……っい……いや……イや…だ……――――

藤堂:痛いだけじゃないでしょう。

   もう我慢できないんじゃないですか?

遠弥:ゃめ……て……ぁっ……ああっ―――

藤堂:ああ、粗相をされて。

   やれやれ、これがあの西園寺家の方とは聞いてあきれますねェ。

   こんな姿を姉上様や、直弥様が御覧になったらどう思われますか。

遠弥:ま…さか、直弥兄様にまで何かしたのか!?

藤堂:あなたの乳兄弟なんぞに興味はありませんよ。

   ただ…ね―――

 

直弥:遠弥?どこや?

ナレ:暗い蔵の中、手に小さなランプを持った直弥が重い扉を開け、入ってくる。

 

遠弥M:義兄様(にいさま)!?

直弥:遠弥?どこに…

遠弥:来ちゃだめだっ!!直弥兄様逃げて!!

   早く、早く逃げてっ!

直弥:とお…や。その姿は……。

遠弥:兄…様……、に…げて。

 

ナレ:その時。驚いた表情を浮かべていた直弥の表情はゆっくりと素敵な笑顔へと変わった。

 

直弥:……ふっ。なんて素敵な格好をしているんや?

   ハハッ、あんまり可愛いからどこのお人形かと思ったわ。

遠弥:に…い様!?

直弥:ズルイなぁ、藤堂さん。

   僕が帰ってくるまで待つと約束したでしょう?

   何しろ今回の立役者はこの僕なんですよ?

   ここまでするのにどれ程の苦労をしてきたことか。

藤堂:クックックッ。いや申し訳ない。

   何しろこの通り、あまりにも遠弥様が可愛らしすぎて――。

直弥:ああ、かわいそうな遠弥…。

   僕やっておじ様とおば様がこんなにもうまく逝ってしまうなんて思ってなかったんや。

   ただ…、僕等が少しのアバンチュールを楽しめる程度に弱らせるつもりやったのにな。

   やけど心配なんてせんでもええねんで?

   この屋敷や財産はきちんと守ってやるし――――

   もちろんお前のことは藤堂さんと僕で、これからもずっとこの蔵で飼ってあげるから安心すればええんや。

   ――――――な?

 

 ナレ:外は前も見えなくなるような吹雪だった。

   だが、この閉ざされた蔵の中には酷い風の音さえも聞こえてはこなかった―――。

 

藤堂:ほう、これが噂に聞く舶来の媚薬ですか?

遠弥:うーっ……んんっ

直弥:ああ、この日のために上物を手に入れたんや。

   二度と男を忘れられぬ身体になるって店のオヤジが云ってたっけ

   どや?初めてでも十分、楽しめるやろ?

遠弥:ん……ふ…

   ―――ッ、くっうん…んっんんっんうっ

ナレ:縄に縛られ、口を塞がれ涙を零しながら声を上げる遠弥の蕾を解してく指先が

   だんだんと遠弥の身体の熱を高めていく。

直弥:おやおや、初めてのくせに随分と物欲しそうに僕の指をしめつけるなぁ

藤堂:まったく、恥知らずな犬だ。

遠夜M:やめてっ、やめて!!こんな直弥兄様じゃないっ。

遠弥:んんっ、んん―っん

藤堂:まいったなもう自分から腰までゆらしはじめてるよ。

直弥:しょうがない、一度イカせてあげるわ。

遠弥M:こんなこと現実に起こるはずない!!

    それなのにどうしてこんなにも、一番恥ずかしいところが熱くて苦しいの!?

    誰か助けてこのままじゃ僕は…。

遠弥:んっんっ、んふっんふぁっうっふっ……………っっ―――!!

 

ナレ:直弥の口の中に熱を放つと、ぐったりとした身体は床へと降ろされ、

   身体の自由を奪っていた縄はハラリと地面へと落ちる。

藤堂:さあ、縄はといたからどこにでも逃げるといい。

直弥:ほら、逃げたかったんやろ?

遠弥:うっく……お…しりの中…が変なの…っ

   あ…つくてダ…メ…おかしくなっちゃう

   た…すけて、兄…様、藤堂…さん

   だ…だめな…の、ひ…とり…でにおしりの内(なか)が…

   ぁっ…あッ

直弥:たすけるったってどうすればええんや?

 

ナレ:床に崩れて悶える遠弥の身体を直弥は膝に抱えあげると、胸の突起を指先で転がしながら口付けで唇を塞ぐ。

遠夜:アッ…きゃうっ、アアンッ

   ふ…んん……あ…はぁ

   ちょ…ちょ…だ…あつ…いの…欲し…のっ――――

   兄様達のこの熱くて太いものが欲しいの――!

直弥:本当にしょうがない犬やなァ。

   そんなに僕達のものが欲しいのならどうすればいいのか…。

   ――もう、わかるやろ?

遠夜:あ…。

   お…お願いしま…す、僕のようなワルイ犬には…

   どうか、厳しい罰を与え…てください。

   そしてふしだらな両方の口へ…藤堂様と兄様の熱くて太いものを、ねじこんでくださ…い。

 

ナレ:二人はニヤリと笑うと、遠弥の口へと熱いものを差し出す。

遠夜:あ…む、ん…あっ、アッ、アッ、アアンッ

   あ…んむ…あんっんふっ…あふっ

直弥:いいコやな、遠弥は。

   さぁ、たくさんおあがり、甘いお菓子を。

遠弥:アッひっ――アッ、アアッン…ひっぁんんっ…あっあくっ

   すご…い、兄様の…が内(なか)でこすれて…気持ち…いイよォ

   あ…もっもう……あっ

藤堂:まだ一人でイッちゃあダメですよ。

   今度は私のものをためしてみてくださいな。

   悪くないですよ。

遠弥:あっ、アッアンッ、ひっひゃっ…っあっうぁ

   す…ごい、こん…なのダ…ダメェ…、し…死んじゃ、しんじゃうよぉ…

直弥:さあ、遠夜。お口が開いてるで…?

遠弥:あ…む…あ……あっああっ、来てっ来てェ

   もっともっと…僕…に、あっあ

   罰を与えてっ…ん…あぁぁあ――っ。

直弥:ふふ、一生かわいがってあげるわ。この蔵の中で…な―――――?

 

ナレ:エピローグ。

   

遠弥:ふー、サッパリしたぁ♪

   最初、和モノってどーかなーって思ってたけど

   スタートから藤堂さんがとばしてくれたもんだから僕も先生もつられちゃって…

   今日のが今までの中で一番よかったよ♪

藤堂:坊ちゃん、いい加減に…。

遠弥:じゃっ、この調子で来週は南の方の離れでー。

   スペインの侵略軍に蹂躙される「アステカの王子様」ごっこね♪

   雪かきよろしく

直弥:ひーー、坊ちゃまカンベンしてくださいよー!

 

ナレ:こんな感じで遠弥ぼっちゃまに振り回される子守役藤堂と、家庭教師の直弥なのでした。

   おしまい♪

 

END