グリッド再生検波


2009-04-15 グリッド再生の試験


今月上旬から掲示板サイトに『再生検波』、『超再生検波』の投稿が続いていました。
省略した投稿もありますがまとめてみました。小生は一切投稿していないので特に念の為。
グリッド再生検波は”枯れた技術”(理論はもちろん現物も完成の域) で議論の余地は無いと思っていましたが。
最適受信状態では『発振しているか、否か』を知るために高1ラジオを作っみました。

2009-04-17 ご覧の皆様ご意見があれば、掲示板 に項目番号を付けてご意見をどうぞ。

 この件に関しては匿名・ハンドルネームでもかまいませんが、ご自身で試験をされ結果を確認されている場合はその
旨記載してください。また、レスはしない場合がありますのでご了承ください。
 なお、小生のシンクロは岩通のSS−5702 (最小レンジ5mVで×5倍の機能有り) で1:10のプローブ使用です。

 
2009-04-22 高1ラジオを組立てて波形観測をしてみました

【結果】 

1 適正な再生時は発振はしていません。
 @ 近くに置いたトランジスタラジオはテストオシ出力は受信しますが、高1ラジオからは電波は出ていません。

2 過大な再生時、当然高1ラジオからは”ピー”音が大きく鳴ります。
 @ 近くのトランジスターラジオからは”ブー”音が出ます。
 A 高1ラジオの同調バリコンを回すと妨害電波と”ピー”音、”ブー”音の周波数が変わります。

3 過大な再生時の”ビー”音は受信電波周波数とラジオの発振周波数とのビート音だと思います。
 @ シンクロの波形でブロッキング発振ではないことが解りました。
 A ブロッキング発振を利用したシグナルインジェクタ(ノイズインジェクタ)の音質とは明らかに違います。

【経緯】 この掲示板は日付が変るとIDが変ります。IDは日付を確認してください。
投稿要旨
実験前の管理人の考え
結論
1 2009/04/06(月) 12:26:33 ID:・・・・iMsQ
> 再生検波で信号強度に応じた電圧を取り出すことは可能。 

 残念ながら不可能。再生検波はうまく再生がかかっている時
は発振している。信号強度か発振強度どちらか強い方しか取り
出せない。通常再生検波で発振と呼んでいるのはブロッキング
発振のこと。同調周波数での発振は耳に聞こえない。受信周波
数とのビートは聞こえるが大抵受信状態では受信周波数に引っ
張られるため聞こえない事が多い。もちろんAGCをかけるほどゲ
インがあれば再生検波などは使わない。
×

発振はしていないと思う

発振していない


ブロッキング発振ではない
2 2009/04/06(月) 20:01:24 ID:・・・・q0uF
> 残念ながら不可能。再生検波はうまく再生がかかっている時は
発振している。 

 ちゃんとした再生と発振状態なのは、違う。判りやすくするた
め、狭帯域で中和が不安定で正帰還がかかっているアンプがあ
るとする。発振状態ならば、それが測定できる。そこまでいかな
い帰還量の場合、・増幅度は、所定の増幅度より大きくなるが、
不安定。・帯域は、所定の帯域より上か下かにずれることがあ
る。・その他の症状になるが、一応入力信号に比例した出力信
号を取り出すことが出来る。もちろん、帰還(再生)量に応じて尾
ひれはついてくるが、ほぼ入力信号に比例している。・・・比例し
なければ、発振状態だ。 

3 2009/04/06(月) 22:46:23 ID:・・・・iMsQ
> ちゃんとした再生と発振状態なのは、違う。 

 書いているように通常再生検波でいう発振とはブロッキング
発振のこと。再生を強くしていくとブロッキング発振を起こし音
が聞こえるようになる。この直前がもっとも感度が大きいので
通常はこの点に帰還量を調節する。資料はないと思うが0V1の
再生の調整はこうする。このときは同調周波数で発振してい
る。これはオシロで観測した。発振振幅は自動制御が働くので
安定している。検波利得も安定している。ブロッキング発振周波
数を可聴帯域外まで高くした超再生検波もあるがこれも不安定
ではない。再生検波器が発振していない状態ならそれもでき
るが検波器は良い動作状態とは言えない。 
×


ブロッキング発振はしていない。


オシロで観測できるのは検波管入
力信号


テストオシから1MHzAM波入力

上の画像は検波管6C6のG1
の波形 グリットリーク通過後
なので下側が抑圧されています




どんな形でも発振していない
4 2009/04/07(火) 10:16:55 ID:・・・・xw+n
>このときは同調周波数で発振している。これはオシロで観測し
た。 

 これは理解できません。オシロで観測したのは、帰還した検
波電流でしょう。受信周波数と同じだからね。発振する直前で、
調整するのが再生検波のはず。正常に検波している時に、
発振しているという表現は間違いと思うよ。


5 2009/04/07(火) 15:04:49 ID:・・・・iCZe
> オシロで観測したのは、帰還した検波電流でしょう。
 
 観測したのは受信信号がないときのグリッド波形で発振を
確認している。再生を強くするとピーと音が出始めるところがあ
る。この音が出始める直前に再生を調整するのがもっとも検波
利得が大きい。このピー音がブロッキング発振当然ブロッキ
ング発振が起こる前に高周波で発振している。


高周波発振はしていないと思う

この波形をシンクロで見る
6 2009/04/07(火) 15:43:08 ID:・・・・dmLw
測定方法に問題があるのかも知れないね。どちらにしても、再生
検波は発振の一歩手前が高感度。1−V−1などはこの状態で
使う。発振させてしまえば、これは検波で無いよ、発振器になる。
正常に検波している時は発振はしていない
7 :2009/04/07(火) 17:18:10 ID:・・・・dmLw
高1の再生検波の話に超再生を持ってきて、発振していても検波
しているとは?。別の話でしょう。話のすり替えはやめてね。 

>発振の一歩手前とはどういう状態、または発振しているとはど
ういう状態? 

 この質問をするようでは、再生検波を触ったことが無いというこ
とを暗示します。常識的なことです。発振すると普通「ピー」とい
います、この直前が最高感度。但し 最高感度は不安定です
8 2009/04/07(火) 17:28:32 ID:・・・・iCZe
> 発振すると普通「ピー」といいます、この直前が最高感度。 

 なぜ音が出るのでしょう。高周波で発振しているのに音が出
るはずありません。これの答えが出れば発振しているといって
いたか理由が分かるでしょう。
前段は○に近い
高周波発振なら音はしないが
ビートなら音は出る
受信周波数と発振周波数のビ
ート音が聞こえる。
9 2009/04/07(火) 17:31:40 ID:・・・・Kz/p
放送波と発振周波数でビートがでてるわけじゃないの?

このとおりビート音
10 2009/04/07(火) 17:36:12 ID:・・・・iCZe
普通の再生ではブロッキング発振の周波数が可聴帯域内に
あるのでピーと音がします。ブロッキング発振に至る前は当
然持続波で発振しています。そのことを先ほどから言っている
のです。放送波がなくてもピー音は出ます
発振はしていないと思う ブロッキング発振はしていない。
11 2009/04/07(火) 17:47:30 ID:・・・・Kz/p
まく調整された再生状態でも発振してるとすれば、それが
妨害電波になってほかの受信機に影響を与える気がするけ

適正な再生状態では発振してい
ないので妨害しない。
12 2009/04/07(火) 18:06:14 ID:・・・・iCZe
昔は検波管にマグネチックスピーカーを繋いだラジオがあって
ピーカーの前で声を出すと変調されて隣のラジオから音が出
るという怪事件なんかもあったそうです。ラジオ修理日記?とい
うおかしな故障現象を集めた本に乗っていた。再生検波の受信
機が他に妨害を与えるのは当時の常識でした。


なんか見たことがある
『ラジオ修理メモ』?
?。『ラジオ温故知新』サイトの
『ラジオ修理メモ』を見たが当該
項目は無かった。有線放送のス
ピーカーが並列接続のものはあ
った。
「検波管にマグネチックスピーカー
を繋いだラジオ」 これはプレート
変調ワイヤレスマイクかな
13 2009/04/07(火) 19:23:25 ID:・・・・iCZe
始めてオシロでみたときは驚きました。でも冷静に考えれば当た
り前の話で高周波で発振してもピーと言う音が聞こえるはず
ありません。ピー音が出たときは持続波の発振を通りすぎて
ブロッキング発振を起こしているから音が聞こえるのです。
ブロッキング発振ではない。
14 2009/04/07(火) 19:39:09 ID:・・・・F30T
>検波のブロッキング発振をそのまま利用していた。
 
 ブロッキング発振を誤解していませんか、再生検波そのものに
は直接関係ないですよ。超再生検波には、発振と休止の間隔を
取るために利用することがありますが。再生検波でピーと音が
出るのは受信電波と同調回路(再生回路の発振)の周波数
の差がもたらす現象です。受信機を操作してみると、すぐわか
ります。再生検波回路が、正常時発振しているわけではあり
ません。

バリコンで音質がかわるのはビート
のため。

楽器のテルミンの原型かも
15 2009/04/07(火) 21:22:03 ID:・・・・iCZe
> 再生検波でピーと音が出るのは受信電波と同調回路(再生回
路の発振)の周波数の差がもたらす現象です。 
> 受信機を操作してみると、すぐわかります。 

 それこそ操作すればすぐ分かるのだが受信電波がなくてもピ
ー音は出る。書籍にはすべての本で発振直前と書いてありま
す。実際にはブロッキング発振直前です。ブロッキング発振の
知識があれば容易に理解できることです。
受信電波が無いと発振しなか
ったような
ビート音がでるのは放送電波のある
周波数の個所のみ。

高1だとバリコン全域でビート音が聞
こえるが探せばビート音の無い点が
とれる
16 2009/04/08(水) 01:23:16 ID:・・・・+Ob7
超再生は、検波器を受信周波数で発振させている。しかし、それ
ではまともに検波できない。そこで、クエンチング発振という比較
的低い周波数(音声帯域よりは高い)で、その発振を飽和する前
にぶつ切りする。すると、振幅0→振幅がだんだん増える→増え
ている途中で強制的に発振を止める→・・・となる。発振は、何か
のきっかけ(ノイズや入力)があれば、振幅が増えていきやがて
飽和する。この場合、最初のきっかけからT秒後の振幅の大きさ
は、最初のきっかけの振幅に大体比例する。つまり、入力があっ
た場合T秒間の間に増幅されることになる。このT秒の時間間隔
を作るのが、クエンチング発振の役目。数μVの電波も受信でき
るほど感度が高い。選択度は悪い。近隣に迷惑をかける恐れが
大きいので、現代に復活させるなら高周波増幅は必須。受信周
波数近辺の自励発振器にクエンチング発振で100%を超える振
幅変調しているので、周辺にむちゃくちゃノイズをばら撒く。




17 2009/04/08(水) 07:40:07 ID:・・・・+rS9
再生検波器が発振しているのを理解されない理由がやっと分
かった。発振すれば必ず飽和状態まで振幅が大きくなると誤
しているからだったのか。再生検波機の発振はグリッドで
10mVくらいだったと思う(古いことでよく覚えていない)。それを
越えるとブロッキング発振が始まる(これがピーと言う音)。発振
振幅は再生量に応じて小さいまま安定している。理由はグリッ
ドに1MΩという高抵抗がはいっているため。普通の発振器では
20kΩ〜50kΩにして振幅が飽和するまで大きくとれるようにして
いる。
×

『発振』はその回路固有の飽
和点で安定すると思うが。


検波管G1の波形65mVp-p位

搬送波を発振波形と誤解したらしい

1:10プローブ使用
18 2009/04/08(水) 19:03:49 ID:・・・・sy0p
ピー音はブロッキング発振ではありません。 再生検波そのも
のは、プレート側に出力された高周波電流を入力側に戻して、見
かけの増幅度を上げる仕掛けです。戻しすぎると、ついに発振し
ます。この一歩手前(発振していない)が最高感度です。同じ
温故知新に有る超再生の記事で「クエンチィング発振器」がブロ
ッキング発振を応用した物です。どうもブロッキング発振=不要
な発振として、再生検波の異常発振をこのように呼んでいるのか
も知れないが、高1 並四時代にはこのような呼び方はしていな
い。当時は低周波トランスを使って、回路を組み立てていた。な
お再生検波は作りかたによって異常に発振することがある。出来
れば当時のメーカー製のラジオを復元して確認すると良いでしょ
う。ピー音は同調をずらすと、0ビートになり、普通の低周波
発振でないことが良く分かります。簡単ですが、意外と奥が深い
ですよ。再生検波はブロッキング発振だと言うが、このような
表現は見たことが無い。ある意味で、貴方だけの新説です。






過度の再生のピー音はブロッ
キング発振を否定できないの
です
バリコンで音質が変わる





ブロッキング発振は全く無関係
19 2009/04/08(水) 21:07:19 ID:・・・・+rS9
> ピー音はブロッキング発振ではありません。
 
 私はオシロで見てピー音はブロッキング発振であることを確
認した人間だけど。おそらくこんなことやった人間は私以外には
いないのではないかと思っている。

> なお再生検波は作りかたによって異常に発振することがある。 
> 出来れば当時のメーカー製のラジオを復元して確認すると良い
でしょう。 
 私は一度やっています。反論があるのならあなたがやってみる
べきでしょう。 
> ある意味で、貴方だけの新説です。 

 その通りだけど私が間違っているという理由は?書籍の知識で
語っているのはあなたですね。これ以上議論しても水掛け論にし
かなりそうにないので実際に確かめてからレスしませんか?これ
までの論点を整理する必要はあると思う 
再生検波でもブロッキング発
振するかもしれない
ブロッキング発振は全く無関係


20 2009/04/08(水) 21:20:55 ID:・・・・sy0p
> ある意味で、貴方だけの新説です。 
>その通りだけど私が間違っているという理由は? 

「新説」と言っているだけです。間違いかどうかは、他の人が確認
するでしょう。 

>私は一度やっています。反論があるのならあなたがやってみる
べきでしょう 

 たった1度ですか、恐れ入りました。それにしては 凄い自信だ
ね。実験は、飽きるほどやった。 
21 2009/04/08(水) 22:37:54 ID:・・・・gXKJ
再生検波を発振させた状態で使うのがオートダイン検波とい
うのがおいらの認識。なので回路は同じでも再生検波と呼ぶ場
合は発振してちゃいけないと思う。
前段?

後段は○
22 2009/04/08(水) 22:49:07 ID:・・・・sy0p
>では波形を観測しましたかだけ教えてください。 

 これはやっていない。実験は数をやらないと駄目だね、それも
他人が。 
23 2009/04/09(木) 00:08:11 ID:・・・・taSy
オートダイン検波でググったら分かった。私の言っているのはオ
ートダイン険波になった状態だ。知ってるのなら早く教えてくれれ
ば無駄な議論をせずに済んだのに。とりあえず再生検波器を最
高感度の状態にしたら名前はともかく高周波で発振している
のが昔から知られていたのが分かったからいいか。
険波』と変換ミス?

このサイトが見つからなかった

後段 最高感度 (適正な再生状
態を指すならば) 発振はさせない。
24 2009/04/09(木) 07:24:55 ID:・・・・taSy
もう一つブロッキング発振が残っていた。持続波で発振してい
る状態でさらに帰還を強くするとブロッキング発振を起こす
は共通認識でいいよな。これが放送波がないときでも聞こえる
ピーと言う音。この音を可聴周波外まで高くしたのが超再生検
波。正確には発振の断続を可聴周波外にしたのが超再生だが
実用回路ではクエンチング用の回路を別に用意する必要の無い
ブロッキング発振を利用したものが多い。
ブロッキング発振は×

放送波が無ければビー音はしない。

RF増幅管を除去したらビー音は出
ない
25 2009/04/09(木) 20:41:25 ID:・・・・pEQr
もう、お腹いっぱい。

閉じさせるのが早すぎる。

でも、おもしろかった
早速実験してみよう



試験用”標準型”高1ラジオ 高周波増幅6D6、グリッド再生検波6C6、音声出力6ZP1、整流12F

正面 背面 シャーシ内部



背面の4ピンターミナルからスピ
ーカーコードとアンテナ線




この試験用ST管高1ラジオは2010-05-05売却してしまいました。

2012-11-04 ページ修正しました

トップへ
トップへ
戻る
戻る



旧日本軍用真空管の5球高一ラジオ
旧日本軍用真空管の5球高一ラジオ