鼻腔の働き

鼻腔(鼻の構造)の構造を見ながら読んで下さい。

鼻腔は上鼻甲介、上鼻道、中鼻甲介、中鼻道、下鼻甲介、下上鼻道、副鼻腔からなる複雑な構造と粘膜組織を持っている。
鼻粘膜組織は海綿体の構造を持ち、容易に肥大、収縮をします。
鼻腔は肥大、収縮して呼吸する外気温度を適温に調整するラジエターの機能をする。

粘膜組織は炎症を起こすと腫れて(肥厚して)風船の様にぱんぱんに膨らみます。例えば風邪を引いて炎症すると鼻粘膜は肥大し、鼻腔は狭くなり、そして鼻閉状態になります。
この時、点鼻薬を使用すると粘膜組織は収縮し鼻閉は一時的に改善します。しかし、これは一時的で点鼻薬の乱用は慎むべきです。
鼻炎の治療が必要です。

鼻粘膜組織は表皮と粘膜組織から構成されます。
粘膜組織には鼻汁を出す多数の分泌細胞、毛細血管、神経末端、嗅覚神経が存在して鼻の嗅覚、呼吸などの機能をする。
炎症を起こすと分泌細胞から過剰の鼻汁が出ます。鼻汁が多量に作られ咽喉に流れ落ちると後鼻漏と云われ治療の困難なことがあります。
この場合は炎症を抑え治癒するために抗生物質製剤で細菌性炎症を治療すべきです。

鼻腔の粘膜表皮は雑菌、病原菌から鼻粘膜組織を守る大事な働きをします。
鼻粘膜表皮の表面は繊毛で被われてる。そして鼻汁、異物、雑菌を咽喉の方に排泄する機能を持つ。

風邪などで表皮が犯されると表皮に無数の傷が出来て、そこから慢性鼻炎の原因の菌である、黄色ブドウ状球菌、溶血連鎖状菌などの化膿菌が侵入して細菌性炎症が発生します。
風邪の後の鼻炎の症状がそれです。

慢性鼻炎の原因の菌である、黄色ブドウ状球菌は鼻腔に常在する細菌の一つです。
風邪を引かない為には鼻炎などを治癒して、鼻腔粘膜を健全にしてにしておくことが必要です。