私の愛する双眼鏡たち ピュアオーディオ/AVの部屋 Pioneer(パイオニア) Exclusive(エクスクルーシブ) model 2402

私の愛する双眼鏡たち
The binoculars which I love.

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更新日 2012-05-05 | 作成日 2008-01-26

《スピーカー》
 Pioneer(パイオニア)
 Exclusive(エクスクルーシブ) model 2402

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ついに、念願の パイオニア EXCLUSIVE(エクスクルーシブ) model 2402 を某オークションを通じて導入することができた。

この独特の形に魅せられて、ずっと欲しいと思っていたスピーカーなので、感激もひとしおである。

商品説明に「札幌の某放送局で約20年間使用されていた」とあり、気になったので、具体的にどの放送局で使われていたのか尋ねてみたところ「当商品は札幌のNHKで約20年ほど使用されていたようです。」との回答があった。

う~む、何か由緒正しい(?)ところで長年使われていたスピーカーが縁あって我が家にやってきたのだなと感慨深い思いがする。

内部配線はTAD CGR・1に変更、バイワイヤリング接続やバイアンプ接続が可能なように改造(HF、LF)されているものの、ディバイディングネットワークはノーマルの「TN-2」のままということであった。

商品説明にはなかったが、どうもウーファーはコーンに△マークが付いているため、おそらく標準仕様の TAD TL-1601a ではなく、今では製造中止になって入手不可能な鋳鉄フレームの TAD TL-1601c ではないかと思われる。

この希少な40cmコーン型ウーファー TAD TL-1601c と、定評ある直径10cmの大型ベリリウムダイアフラム採用のドライバーユニットTD-4001との組み合わせは理想的なものと言えるのではないだろうか。

スピーカー用のボードについては、パイオニア S-3EX の時は使用していなかったのだが、今回の EXCLUSIVE(エクスクルーシブ)model 2402 導入に伴い、ジークレフ音響の WellFloat board(ウェルフロート・ボード)Model BW001 を特注で注文(耐加重 15Kg~150Kg、寸法 W680×D570×H58(mm))し準備していた。

ジークレフ音響
WellFloat board(ウェルフロート・ボード)
bw001.gifウェルフロートボードModel BW001

このボードは、スピーカーを載せた状態で触るとユラユラ揺れるのが特長で、可聴帯域において完全浮構造を実現し振動エネルギーを遮断する本来の音質向上の役割のほか、地震の揺れを打ち消す免震効果もあるらしい。

ボードにスピーカーを設置後、次の機器構成でSACDを聴いてみた。

 ・ プリアンプ       Pioneer Exclusive C7(a)
 ・ パワーアンプ      Pioneer Exclusive M7
 ・ スピーカー       Pioneer Exclusive model 2402
 ・ CD/SACDプレーヤー  DENON DCD-SA10

試聴したSACDは、ゲームの中で使われた楽曲たちを、生楽器によるストリングスをフィーチャーしたアコースティックなアレンジにし、スタジオで聴いているようなドライなサウンドでまとめ上げた傑作とされる F.I.X. RECORDS の「Pure-AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS」である。

IMG_2602.jpgPure-AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS

大好きな Suara さんの歌声、そしてバイオリンやピアノなどが奏でる美しい響きが部屋いっぱいに広がる。

クロスオーバー周波数は 650Hz なので、殆どの音はイタヤカエデ合板によるスタビライズド・ディスパージョン・ホーン(ウーファーの上の木製ホーン)から聞こえてくる。

以前のパイオニアS-3EXも良い音で充分満足はしていたのだが、このスピーカーに替えてみると、さらに各楽器やボーカルの音像の明瞭感が高まったようだ。

リアルで躍動感あふれる音に暫し酔いしれてしまった。

追記(2012.3.19)

パイオニア EXCLUSIVE(エクスクルーシブ) model 2402 導入から早3ヶ月が経過した。

以前のパイオニア S-3EX は、再生周波数帯域が30Hz~100kHzと高域がかなり上まで伸びていた。

SACD再生時には、どこまでも伸びていきそうな高域の軽やかさが感じられたのだが、この EXCLUSIVE(エクスクルーシブ) model 2402 の再生周波数帯域は29Hz~20kHzとなっており、やはりSACD再生時の超高域部分が不足しているように思われた。

そこで、この度、超高域用にベリリウムダイアフラムを採用したパイオニア Exclusiveブランドのホーン型トゥイーター ET-703(再生周波数帯域 5kHz~45kHz) を追加することとした。

DSC03724.jpgEXCLUSIVE ET-703

写真の スピーカー本体 EXCLUSIVE model 2402 の天板に載っている小さいのが ET-703 だ。

IMG_0061.jpg天板の上のET-703(スタンド変更前)

そのまま置いたのでは、円筒形で転がってしまい不安定なため、 音の響きの良さで定評のあるアサダ桜集成材のブロックから削り出すという贅沢な方法で製作された山本音響工芸のツイータースタンド TS-2A に納めた。

DSC03669.jpgEXCLUSIVE ET-703 と 山本音響工芸 TS-2A

ハイパスフィルターはパイオニア DN-100 を使用、カットオフ周波数は16KHz、20KHz、25kHzの3ポジション切替(遮断特性 -12dB/oct)となっており、最初に16kHzを試してみたのだが、ET-703の音が強すぎて、どうもスピーカー本体のドライバーユニット TD-4001 の艶やかな音色を損なっているように感じられた。

IMG_0098.jpgハイパスフィルター DN-100

次に、カットオフ周波数を20kHzまで上げてみたが、まだ、やや強い感じがする。
思いきって25kHzまで上げてみると、なかなかいい感じになってきた。

こんなに高いカットオフ周波数であっても、比較的緩やかに減衰する特性のためか、歌声や二胡、トランペットなど高域部分が思いのほか聞こえる。

しかし、どうも スピーカー本体のドライバーユニット TD-4001 から聞こえてくる音と ET-703 との間に音の時間のズレが生じているようでちょっと聞きづらい。

そこで、ET-703の位置をスピーカー天板の中央から後ろへずらしてみた。
至近距離から試聴し、音の時間のズレがなくなる位置を探っていたところ、スピーカー天板の一番後ろから8.5cmの位置に来たとき違和感が消え、繋がりがスムーズになった。

今回のグレードアップはこれに止まらない。

これまでミラクルケーブル『YOKOZUNA』(1ペア 177,000円→現在117,000円)という芯線やYラグに銀が使用されたスピーカーケーブルを使っていたのだが、この度、同ケーブルを2本中古で入手し、うち1本をバイワイヤリング接続へ使用、もう1本を ET-703 へと繋がるハイパスフィルター DN-100 とスピーカー2402本体のドライバー用SP端子(HF側)間の接続に使用してみた。

DSC03498.jpgミラクルケーブル「YOKOZUNA」SPケーブル

さらに、スピーカーの脚周りも見直した。

レイオーディオ(REYAUDIO)特製のスピーカースタンドへの変更だ。

レイオーディオでは、スタンダード(H43cm仕様)のスタンドを制作依頼すると、現在でもペアで約60万円程するという。
中古品で運良くかなり格安だったが…、新品購入はとても無理というもの…。

DSC03659.jpgレイオーディオ特製スピーカースタンド

このスピーカースタンドは、元々は、 後の事も考慮し、レイオーディオ モニター RM-11BC を置く幅で、当時、エクスクルーシブ2402、2404などのスピーカーにも対応できるように特注し製作されたものだそうだ。

また、床からの影響を軽減するために、スタンド上部のスピーカー設置面に約2cmの傾斜がつけられ、抜けの良い低域を得るとともに、スタジオなどで使用されるスタンド同様、落下防止にも配慮してあるとのことであった。

材質は音響特性に優れた高価なアピトン合板でスピーカー本体と同材質、サイズはW76cm(内67cm)、D56cm(49.5cm)、H44cm、重さはペアで50kg程度、とても頑丈で迫力あるスピーカースタンドである。

以前のウェルフロート・ボードは、完全浮構造による振動エネルギー遮断効果と免震効果で捨てがたいものがあったのだが、如何せん5.8cmの高さでは床からの影響は免れない。

今回のスピーカースタンド変更で、一気に高さが44cmとなり、低域がより明瞭に聞こえ、中高域の音場の奥行や広がりも高まったようだ。

なお、耐震対策としては、緑色の半透明な荷造りテープが市販されているが、以前、引っ越し業者の方から「このテープだとのりが付かなくて綺麗に剥がせるんですよ~。」と教えてもらったことがあり、この荷造りテープをスピーカースタンド脚4本の四方に各々貼り、且つスピーカー本体底面とスタンド上部側面の目立たないところにも同テープを貼っている。

さらに、だめ押しで、スピーカー本体とスタンド間を荷造り用の紐でグルグル巻きに固定し保護した。

たとえ見栄えがよくなくても、スピーカーが床に落ちて壊れる確率が減ることを思えば気持ちが楽になり安心できるというもの。

写真は耐震対策前に撮影したのだが、しかし…、何というか…、もの凄い圧迫感ではある…^^。
リビング的な美観上は、S-3EX の頃が一番良かったと思う…。
しかし、音は一段と素晴らしくなったので、それで良しとしようではないか…。

IMG_0102.jpgスピーカースタンド変更後

さて、以上のようなグレードアップを施した上で、早速、新しいCDやSACDを試聴してみた。

まずは、NHKのアニメ「彩雲国物語」のヒロイン紅秀麗が奏でる二胡で知られる「ジャー・パンファン with 美野春樹トリオ」の『虹 RAINBOW』である。
二胡のもつ情感タップリの艶やかな音色が心に染みてくる…。いい音だ…。
録音も良いし、これはお勧めの1枚である。

IMG_0105.jpg虹 RAINBOW

次は、「J・S・バッハ」の『トッカータとフーガ 二短調 BWV565 オルガン名曲集』。
曲名は知らなくても、この曲を聴いたことがない人はいないだろう。

1978年、オランダ、ズウォレ聖ミヒャエル教会において、シュニットガー・オルガン(4段手鍵盤64ストップの大オルガン)を、サットマリーが演奏したもの。
最初の入り方は運命的な響きがするが、少し演奏が進むと、とても煌びやかで荘厳な曲調へと変化していく。
眼を閉じれば、そこに神々の威光を垣間見させてくれるような、そんな雰囲気にさせてくれる曲だ。

この曲を今すぐ聴いてみたい方は、こちらをどうぞ。

「サットマリーのバッハ オルガン名曲集 "トッカータとフーガニ短調" 他」

IMG_0108.jpg トッカータとフーガ 二短調 BWV565

最後はSACDで、前作のアコースティックバージョンに続く第二弾、F.I.X. RECORDS の 『Pure2-ULTIMATE COOL JAPAN JAZZ』だ。

ジャズがあまりお好きではない方も、一度は聴いていただきたい。
かなり録音にこだわって製作されたSACDであり、一聴の価値はあると思われる。

IMG_0109.jpgPure2-ULTIMATE COOL JAPAN JAZZ

追記(2012.5.4)

パイオニア EXCLUSIVE(エクスクルーシブ) model 2402 導入から4ヶ月ちょと経ちました。

音質グレードアップの進行状況をお伝えします。

まずは、「オーディオ格闘家連盟」の SU様 ご推奨の秘密のRCAケーブル Mr.X(笑)を入手し、プリアンプ エクスクルーシブC7a と パワーアンプ エクスクルーシブM7 の間に繋いで試聴してみた。

DSC03534.jpg秘密のRCAケーブル Mr.X

う~ん、低音が少し強めに出るようになったのはいいとして、どうも高音がきつくなったように感じる…。
また、今まで聞こえていた微細な音が聴けなくなり、何よりも音に艶がなくなったようでどうも冴えない…、何故?
スピーカーケーブル(ミラクルケーブルYOKOZUNA)との相性がよくないのだろうか?
このことについて、後日SU様にお尋ねしたところ、ミラクルケーブルは「どこかに癖が付けてある」のではないかとのお答えでした。

そこで、これもSU様ご推奨の謎のスピーカーケーブル Mr.Y(笑)に変更、バイワイヤリング接続のうち、エクスクルーシブ2402のHF側と交換してみた。

DSC03530.jpg謎のスピーカーケーブル Mr.Y (茶色) をHF側(上)に繋ぐ

これは、見事に音が良くなった。
高音のきつさが消え、音に艶が戻り、これまで聞こえていた微細な背景の音も元どおり聞こえるようになった。
さらに低音の伸びが、これまでより良くなったように感じられる。

いずれは、同スピーカーケーブルで、エクスクルーシブ2402のLF側を、また、ハイパスフィルターやエクスクルーシブET-703との接続にも同系統のケーブルに交換していくこととしよう。

ただし、問題もある。
エクスクルーシブ2402のHF端子とLF端子は、双方ともケーブルの芯線を通す穴がさほど大きくはない。
今回、HF側にはケーブルの芯線2本を入れてギュウギュウの状態になっており、もう余裕がない…。
HF端子へ如何にしてハイパスフィルター接続用のケーブルの芯線を繋いだらよいものか…。

IMG_0188.jpgHF端子は芯線2本で満杯、ハイパス用どう繋ぐ?

また、パワーアンプ エクスクルーシブM7 のスピーカー端子にも、HF用のケーブルの芯線2本が入っているのだが、あまり余裕はなく、LF用のケーブルの芯線は2本のうち1本しか入りそうもない…。

IMG_0186.jpgケーブル芯線はHF用2本の他、あと1本しか余裕が…

こうしたスピーカーケーブル接続の問題をどのようにクリアしていくのかが、これからの課題だ…。
例えば、HF用のケーブルの芯線を端子付近で被覆を剥いて裸にし、そこにLF用のケーブルの芯線を直に巻くとか…、ただ、そんなことをして音に影響が出ないのか…、心配ではある。

さて、そうこうしているうちに、SU様のご仲介で、これまでOG様がご使用されていた、知る人ぞ知るマニア垂涎のハイパスフィルターALM HP-105 が届いた^^。

DSC03526.jpg超高音質のハイパスフィルター ALM HP-105

早速、エクスクルーシブ2402のLF側とエクスクルーシブET-703の間に設置していたパイオニアのハイパスフィルター DN-100 を ALM HP-105 へ交換してみた。

うん、うん、なかなかいい音が出ている^^。
カットオフ周波数が14,500Hzにも係わらず DN-100 のようにうるさい感じがしない。

DSC03663.jpgエクスクルーシブET-703 と ALM HP-105

ところが、翌日、何気なく説明書を読み直してみると「遮断特性が12dB/oct設計のため原則として逆相接続します」と書かれているのを発見!
慌てて、ALM HP-105 のプラス端子からエクスクルーシブET-703のマイナス端子へ、また、同様にマイナス端子からプラス端子へと繋ぎ換えてみた。
正相接続より音が小さくなったが、逆相接続の方がずっと音が澄んでいて綺麗に聞こえる^^。

ALM HP-105 を接続してみて特に感じたのは、不思議なことに低域の音階が今までよりハッキリと聞こえるようになったことだ。
評判どおりの超高音質のハイパスフィルターである。

SU様、OG様、この度は貴重な機材をお譲りいただき誠にありがとうございましたm(__)m。

DSC03528.jpgALM HP-105 のINPUT端子及びOUTPUT端子

エクスクルーシブ2402の現況は写真のとおりである。
耐震対策を施しているため、見た目が芳しくないところはご愛敬…^^。
ハイパスフィルターは、いずれスピーカーの下に降ろす予定。

DSC03620.jpg左スピーカーDSC03682.jpg右スピーカー

さて、以上のようなグレードアップを施した上で、CDを試聴してみた。

最初は、「YO-YO MA & FRIENDS」の『Songs of Joy & Peace』。
世界的チェリストとして知られるヨーヨー・マ。
録音は良好で、ヨーヨー・マの奏でるチェロの響きやが何とも心地よく、また、8曲目「ウェックスフォード・キャロル」のアリソン・クラウスの透き通るような歌声など聴き所が満載で、心が弾みリラックスして聴けるとっておきの1枚である。

DSC03689.jpgSongs of Joy & Peace

次は、「倉木麻衣」の最新アルバム『OVER THE RAINBOW』。
読売テレビ・日本テレビ系で毎週土曜日の夜6:00から放送されているアニメ「名探偵コナン」のエンディング曲になっていた「Your Best Friend」が5曲目に収録されているのを見て、久しぶり(3年ぶり)にCDを買ってみた。
この最新のCDアルバムは、昔の倉木麻衣のアルバムと比較して、録音レベルが大きく、且つ中低域に厚みを持たせたレコーディングとなっているように思われた。

DSC03692.jpgOVER THE RAINBOW

最後は、「宇多田ヒカル」の6年くらい前のアルバム『ULTRA BLUE』。
3年ぶりに聴いたのだが、懐かしい…、そしていい歌声だ^^。
スピーカーがS-3EXの頃に良く聴いていたアルバムだが、改めてエクスクルーシブ2402で聴いてみると、当時は聞こえなかった音が聴き取れ、また、ホーン型スピーカーの鳴り方の特長なのか、中高域の音が心地よい響きとなって聞こえる。

DSC03690.jpgULTRA BLUE

今回の一連のグレードアップによって、低域の音階が明瞭になり、微細な背景音の質感なども向上、より好ましい音へと近づいたことを実感した。


詳細は「オーディオの足跡」をご覧下さい。

EXCLUSIVE model2402

http://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/speaker/model2402.html

EXCLUSIVE ET-703

http://www.audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/unit/et-703.html