天体写真の撮り方
私自身初心者ですが天文学会の皆さんに教えて戴きながら写真を写しています。

山に登ったりキャンプに出かけたときなど満天の星空に感激したことはありませんか?そんな時、この星空を写真に残したいと思ったことはあると思います。
でも、普通にシャッターを切っても星空はとても暗いので写りません。しかし、ちょっとした機材さえあれば星の写真は写せるのです。ぜひ、挑戦してみてください。
準備するもの

★カメラ・ レンズ
古いカメラ・AFカメラでバルブ(B)撮影が可能なもの。レンズは標準ズームでOK。
★フィルム
ISO100またはISO400のネガカラーフィルム。ズームレンズの場合ISO400を使用
★レリーズ・ケーブルレリーズ
レリーズ・ケーブルレリーズが必要です。
★三脚
なるべく丈夫なものを用意してください。
写真準備中
実際に撮影してみよう

☆カメラの用意
フィルムを入れ。ケーブルレリーズをコネクタに差し込み、三脚に取り付ける。
マニュアル露出モードに設定して、シャッタースピードをバルブ(B)にセット。
ピントは無限大(∞)に設定、絞りは、開放または1段程度絞ってください。

☆機材の設置
三脚は、出来るだけ足を短めにして、なるべく平坦な場所に設置してください。
カメラを載せたら、エレベータや雲台の締付けがきちんとできているか確認してください。

☆構図を決める
ファインダーを覗きながら、構図を決めます。ズームレンズはFが暗いため、ファインダーでは2等星ぐらいまでしか見えません、明るい星を目印にします。
目的の星座や天体が収まるようにズームリングを回します。
露出中にカメラが動かないように、雲台の締付けは十分に行なってください。
☆レリーズのボタンを押して、露出開始
ケーブルレリーズのレリーズボタンをグッと押して、シャッターを開きます。
露出中は、カメラや三脚に触れないように注意。振動でブレて、星の線がいびつに写ります。

☆写した天体名やF値、露出時間をメモする
仕上がった写真を見て、何を撮影したかわかるように、天体名や撮影した方角を記録しておきましょう。F値と露出時間は、適正な露出時間を把握するために役立ちます。

☆レリーズのロックを解除して露出終了
時間がきたら、レリーズのロックを解除して、シャッターを閉じます。
露出時間の目安は、星を点に写すときは20〜30秒、星の軌道を線で写すときは絞りを4程度で5分〜15分程度です。空の暗い場所ならもう少しあけていてかまいませんが、空け過ぎるとかぶってしまい、せっかくの星が消えてしまいますので注意してください。
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星空写真撮影のコツ

★月のない日の空の暗いところ。街中では光害があってうまく取れません。

★地上の景色を入れてとる場合はなるべく広角レンズを使う。立ち木や、立山連峰などを入れると芸術的な写真になります。

流星の撮りかた

☆流星の流れやすい日を調べる。
有名なのはしし座流星群11月18日ごろ(しばらくあまり流れないようです)・ペルセウス座流星群8月12日ごろ・12月14日ふたご座流星群・ほか
基本的には同じですが、空のなるべく暗いところでISO800の高感度フィルムを使います。露出時間は15分程度。
下の写真のように星を点で写すには赤道儀のモータードライブ(天体を追いかける装置)が必要になりますが、固定撮影でもすばらしい写真が取れます。
また、しし座流星群の時期や高い山の上ではレンズが曇ることがあるので注意が必要です。ヒーターや昔の桐灰カイロでレンズを温めてやらなければいけません。

赤道儀