SAM シミュレーター 日本語ファンサイト


SAM Simulator
Fansite for Japanese


(「S-200VE Vega-E」マニュアルp5より引用)

 

SAM Simulator site

https://sites.google.com/site/samsimulator1972/home

 

ソフトウェア解説

SAM Simulator」は、冷戦時代を通じてハンガリーやその他中欧各国に配備が進められたソビエト製SAM(地対空ミサイル)やAAA(対空砲)システムの操作に主眼を置いたシミュレーターです。
ハンガリー出身のHpasp氏が取材・設計・製作したフリーソフトウェアです。上述のアドレスのHpasp氏のサイトからソフトウェア及びマニュアルのダウンロードが可能です。

SAM/AAAシステムは複数の種類が用意されています。201412月の段階でリリースされているシステムは以下の通りです。

S-75M3 Volhov (SA-2E Guideline)
S-125M1 Neva (SA-3B Goa)
2K11M1 KRUG-M1 (SA-4B Ganef)
S-200VE Vega-E (SA-5B Gammon)
SA-75M/MK Dvina (SA-2F Guideline)
ZSU-23-4V1 Shilka
9K33M2 OSA-AK (SA-8B Gecko)

それぞれ管制用の専用席に座り制御計器パネルを正面から見た状態がシミュレーターのメイン画面となります。
役割・機能に応じて計器パネルは異なりますが、プレイヤーはPCの画面表示を切り替えて各パネルを操作しながら索敵〜捕捉・追跡〜射程判断〜ミサイル・機関砲発射〜撃墜確認〜次弾装填に至るまでのプロセスを一貫してこなします。

各システムのシミュレーターにはそれぞれロシア語・マジャル(ハンガリー)語・英語・スロバキア語・日本語・中国語・フランス語・ペルシャ語・スオミ(フィンランド)語の計9ヶ国語(2014.11.22付)のマニュアルが付属していますのでそれを参照下さい。
マニュアルには計器パネルの操作手順だけでなく、SAM/AAAシステムを構成する各ユニットの説明やその配置場所構成の説明も記載されています。また、上述のwebサイトには操作手順を示した動画も用意されています。

冷戦当時のハンガリーは東側諸国の一つ、とりわけ旧ソ連を中心としたワルシャワ条約機構の加盟国の一つでした(2011年現在のハンガリーはEU及びNATO加盟国の一つです)。「ソビエト製のシステム」と一口にいっても至る所に様々な派生型(バージョン)があり、このシミュレーターが模擬するシステムは一部の例外(9K33M2 OSA-AK)を除いてハンガリー国内に配備されていたバージョンです。なお、全て退役しています。
シミュレーターの舞台はハンガリー国内でのレーダー訓練のみに留まらず、Drégelypalánk(ハンガリー)の実弾射撃演習場やAshuluk(現ロシア)・Ustka(ポーランド)のミサイル発射試験場での実弾訓練であったり、各システムが用いられた世界各地の軍事作戦等も取り挙げられています。

この解説がソフトウェアの理解を深める一助になれば幸いです。

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