トップページへ

せっけん による小麦アレルギーについて

製造元の優香によると、小麦加水分解物を含むせっけん「茶のしずく」を使って、小麦アレルギーになったと診断された人が、2011年10月17日までに、471人も報告されています。
その中で、66人は救急が必要な重篤な症状でした。


1.今までの動き

「茶のしずく」による小麦アレルギー発症が、複数の医療機関から報告される
 ↓
2010年10月15日 厚生労働省より注意喚起が出る
 ↓
2010年12月 8日 原料から小麦を除く
 ↓
2011年 5月20日 小麦使用の旧製品を自主回収
 販売数は約4600万個(2005.6〜) 
その後も発症者は増える
 ↓
2011年10月17日 悠香より報告 発症471人 内重篤66人
日本アレルギー学会には1000例以上の報告
全国で、集団訴訟の動きが始まる


2.「茶のしずく」を使い始めてからの変化

「茶のしずく」使用開始
小麦アレルギーはない
 ↓
「茶のしずく」で洗顔後、顔や目にかゆみ、発赤、腫れ など
小麦にアレルギーを発症
 ↓
小麦を食べて身体を動かすと、全身にアレルギー症状(※)が出る
小麦依存性運動誘発アレルギー を発症
全身にアレルギー症状が出る⇒アナフィラキシー
 重篤な場合は命にかかわることもある


3.せっけんの成分で食物アレルギーになることに関して

●今まで知られていた小麦の運動誘発アレルギーと、今回のちがい
小麦によるアレルギーはよく知られています。
今までは、小麦アレルギーは全身のどこにでも発症するものでした。
今回の特徴は、最初にアレルギーが発症する部位も、アナフィラキシーが最初に発症する部位も、顔・目が多いことです。

●加水分解小麦は、せっけん・シャンプー・化粧品などに多く使われていますが、
 今回はなぜ多くの人が発症したのでしょうか
加水分解小麦は複数の製造元があり、製法や分子の大きさはまちまちです。
「茶のしずく」に使われた加水分解小麦は、分子の大きさが肌の内側に侵入しやすい大きさだったと考えられます。
また、目や鼻の粘膜は、皮膚以上に侵入しやすいこともあります。

●「茶のしずく」以外での、小麦アレルギーの発症
小麦由来成分を含むせっけん・シャンプーで、7人の発症が報告されています。
小麦由来成分を使用していた製品に関して、10社が計380万個を自主回収しています。

●食物アレルギーになる(感作する)のは、原因食物を食べた時だけではない
次の3つの経路で、原因食物(アレルゲン)が体に侵入し、アレルギーを起こすと考えられます。
@消化管から⇒アレルゲンを食べる
A気道から ⇒花粉やダニの死骸などを吸い込む
           交叉抗原をもつ食物のアレルギーになる
             花粉⇔果物類 ダニ⇔えび・かに  など
B皮膚から ⇒皮膚や粘膜に繰り返し触れる間に、侵入する


4.すでにアレルギーになっている食物由来の成分に関して

「スイートポテト」の子ども達は、何らかの食物アレルギーを持っています。
成長して、自分で身の回りの品を選ぶ時に、知っておいてほしいことです。

●アレルゲンの成分が含まれるせっけん・シャンプー・化粧品を使ってよいか
食物アレルギーのない人がアレルギーになった報告は「茶のしずく」だけですが、
すでに食物アレルギーになっているアレルゲンの成分で、症状がどうなるかは、わかりません。
その成分をつくる時に、分解精製されてアレルギーを起こさなくなることもありますが、そのような情報もなかなかわかりません。
できれば、念のために避けた方がよいと思いますが、使いたい時には少量で試してからに。
皮膚の状態が悪い時は、皮膚からアレルゲンの成分が入りやすくなっています。
初めての商品を試すことは控えてください。
いつでも、少しでも違和感や異常があったら、使用はやめてください。

●加水分解小麦以外の食物由来成分
卵・乳・大豆・各種ナッツオイル・植物エキス など、多種類あります。
成分の表示には、加水分解○○・○○エキス などと書かれることが多いですが、
由来食物がわかりにくい成分もあります。(下に抜粋)

●由来食物がわかりにくいもの
乳 由来・・・・・・・・・ホエイ=乳清 ・ カゼイン ・
卵 由来・・・・・・・・・リゾチーム(リゾチウム)
えび・かに 由来・・・アスタキサンチン ・ キトサン

ゼラチン 由来・・・・・コラーゲン

●アロマテラピーやエステティックの施術を受ける時
マッサージには天然のナッツのオイルが使われることが多いです。
アーモンド・ゴマ・コーン・くるみ その他といろいろなオイルが使われています。
顔または全身と、使用部位が広く、マッサージで皮膚からの吸収も多くなります。
ナッツ類にアレルギーがある時には、十分に確認してから施術を受けてください。

●必ず原材料の確認を
食物からできているから安心安全という商品もありますが、
安心 優しい というイメージだけで決めずに、成分を確認してください。