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 給食

小学4年生の息子は、卵、乳、落花生、くるみを除去しています。 乳ではアナフィラキシーを起こすこともあります。 幼少時は、米、小麦、大豆とあらゆるものに血液検査の数値も高く、食べられるものがほとんどなく、母乳をあげるため、母もアレルゲンの入った食事を控えるつらい食生活でしたが、だんだんと成長するにつれ、食べられるものも増えてきました。 お友達と揃って、お弁当を食べていた幼稚園を卒園し、いよいよ小学生というとき、 一番の心配は給食でした。就学時健診で最初の相談、公立小学校は期末には先生方の異動もあるため、 本格的に話し合いができたのは4月をすぎ、新学期が始まってからでした。 最初に問い合わせをした時の栄養士さんとのお話で、除去しているものを説明し、給食は食べられる献立だけ、出してもらい、シチューなどはルーをいれる前のスープの状態で盛り付け、食べられない献立はお弁当を持参するという除去食での対応でと話は進んでいました。 月初めには、使用している調味料の原材料表と、出してもらう献立、かわりを持参する献立の表を用意してもらうということでした。  その後、新学期が始まり、給食開始前に、校長・教頭・養護教諭・栄養士・担任の先生と勢ぞろいで話し合いの機会がもたれました。教頭先生は慎重派で、アレルゲンの混入の心配もあるし、除去食ではなく、安全第一で、全ての献立を様子をみながら、お弁当からスタートしていきましょうということになりました。前もって評判などを聞いていても、その時にいらっしゃる先生方の考え方はまちまちであり、相談しながらお互い折り合いをつけながらの対応です。

 1学期は給食のメニューと同じように作ったお弁当を、給食の時間に母が教室まで届け、息子と同じ班に机を並べ同席させてもらい様子をみることになりました。栄養士さんからの提案で、お弁当を作る参考に、お母さんが給食を食べてみては?と、1ヶ月間、給食をうん十年振りで食べたのは楽しい経験でした。 味や量、野菜の切り方、盛り付けなど、実際食べてみることで、よくわかりました。 親が毎日一緒で、友達にひやかされたり、いじめられたりしないかと心配しましたが、クラスのみんなが話しかけてくれました。まだまだ一年生、食べ終わってお昼休みには教室で少し遊んだり、半分保育を手伝うような感じでしたが、話しているうち、「カレーは食べられるの?」「ゼリーに卵入ってるの?」子どもたちが素直に直接、アレルギーの疑問を投げかけてくれるので、息子がうまく答えられないことでもフォローできたり、より理解してもらうのによい機会になりました。
 2学期からは親も付き添いなしで、自分でお弁当を持参、小さい体にランドセルと月曜日には絵の具、上履き、体操服に水筒、大荷物でお弁当をかついで行くのは、特に暑い夏にはかわいそうでした。朝、保健室に寄って、冷蔵庫にお弁当を保管し、給食の時間には給湯室のレンジでチンします。

 給食当番も最初は食器配りのみ、、徐々にビニール手袋をつけて果物配り、学年が上がってからはアレルゲンの心配のないおかずから、よそったりできるようになりました。担任も気配りのきく先生で、給食当番のかっぽう着がヨーグルトなど着いてしまっている他の子のものと混ざって着てしまうことのないよう、保管場所を変えて、収納する巾着袋の紐を他の色に交換しておいてくれたり、クラスの子が牛乳の紙パックを飲み終わってたたむときも、まわりに飛び散らないようにとストローを吸ったまま箱をたたむ方法を考えて指導してくれたり、ありがたかったです。

 今もまだ相変わらず、お弁当持参は続いていますが、何事もなく、過ごすことができました。 このまま、お弁当持参を続けて行くのか、悩みもありますが、息子も成長に従い、自分の意思が出てきて、親がひとりで悩む機会も減ってきました。今のところは、友達にアレルギーの症状が出るところを見られるのがいやだと感じるようで、みんなと揃って給食を食べてみたいという気持ちよりは、お弁当で不安なく過ごしたいという気持ちが大きいようです。