Ms. Miyuki Sawashiro Panel.+ Mr. Danny Choo
今年初めてのAXパネルは声優の沢城みゆきさんパネルでした。
和服で、しかもAXで着るために着付けを覚えてこられたそうです。きれい〜〜!通訳は同じゲストのダニー・チョウさんでした。沢城さんは英語を話される声優さんとして知られているようで、最初の質問も英語についてでした。長い間熱心に勉強されているようで、お仕事にそれが生かされるのが今から楽しみですね。

幼いころ大人しかった沢城さんはせりふを話すことにより、誰かの言葉を借りると変身できると知り、それがきっかけで声優さんになられたそうです。もちろん、13歳のときにオーディションを受けることによりその世界に入られたご経歴は、あまりにも有名です。五感で、場所や経験を覚えておくように心がけ、それを演技に生かすという専門的な内容から、好きな役柄を実際に演じて下さったり、ファンからのさまざまな質問に答えられたりの大変充実したパネルとなりました。
この翌日沢城さんはGONZOよりの公式ゲスト鈴木貴阿昭さん、尾留川宏之さん、小林誠さんとともにLAST EXILE2のイベントに合流されました。
Miku Keynote Panel with
Mr. Hiroyuki Itoh
(Crypton Future Media) & Mr.Toshihiro Fukuoka (Tokyo Kawaii Magazine)
AXでの初音ミク関連の最初のパネルがこのMiku Keynote。ホストはクリプトン・フューチャー・メディア代表取締役、伊藤博之氏と、Tokyo Kawaii Magazine編集長、福岡俊弘氏です。オープニングでのゲストの紹介はまたまたダニー・チョウさん。彼に合わせ、全員でキー・フレイズ、「ミクさん、マジ天使!」と叫んでから始まりました。このパネルは、2つの構成要素からなり、ひとつは、初音ミクコンサート「Mikunopolis」のマネージメントディレクターである福岡氏より、AXにおけるこの企画イベントの全体像の説明、そして初音ミクの生みの親である伊藤氏による初音ミクとVocaloidのオーバービューでした。

福岡氏により紹介されたAXにおいての、初音ミク企画は盛り沢山。
パネル、ビデオ作成ソフト「ミクミクダンス」のワークショップ、
Vocaloidユーザーでミク音楽プロデューサーオニキス小林さんと、クリプトン・フューチャー・メディアで初音ミクの企画を手がけられた佐々木渉さんを招いたカンファランス、Danceroidの愛川こずえさんとI-Ku-Raさんをフューチューしたミクダンスのコンペティション、
そしてNokiaシアターにてビッグコンサート「Mikunopolis」を行うというもの。
パネル会場は同じくAX公式ゲストであり、ウェブ誌/テレビ番組「カルチャージャパン」 のダニー・チョウさんの面白い通訳で盛り上がりました。ダニーさんの話される流暢な日本語にはヲタクボキャブラリーが満載。「沢城みゆきさんに質問がある人」という彼の合図にたくさんのファンが手を上げたのですが、質問者の選び方がだんだんエスカレートしていきまして、最初のうちは「今までは男の子ばかりだったので、今度は女の子で」と、普通だったのが、最後のほうには「うーん、それじゃあ、片手で逆立ちできる人」って…誰もがそこは笑う所だと思った筈なのに、本当にやってしまうファンがいるというのがいかにもアメリカ。ダニーさんは面白いだけでなく、とても優しい方で、アニメファンの気持ちを大切にしてくれました。後ほどのマスカレードのオープニングや、ハーフタイムでの司会・通訳も大変お見事でした。
また、日本より新しいミクのマーチャンダイスの紹介もありました。ハローキティとのコラボでmiku-kittyだそうです。そのかわいい姿がスクリーンに映し出されると、開場中から「Oh−」のため息が漏れました。伊藤氏によるオーバービューはむしろミクの歴史といってもよい内容でした。クリプトンフューチャーメディアと初音ミクのスーパーサクセスストーリーは日本ではおなじみのことと想像します。

このパネルでは、伊藤氏はクリプトンフューチャーメディアと立ち上げる所にまで戻って、そこからお話をされました。会社の立ち上げ、ヴォーカロイドの開発、キャラクターイメージの導入、そして、エコシステムによって誰もがクリエイターなれる仕組み、その作品を発表する場を開発されるなどに至るまでの経過を、ユニークなチャートを用いて分かりやすく説明されました。

海外にいるファンの中には詳しい初音ミクの概要が掴めなかった方々も少なくなかったと思います。それを伊藤氏自らに語っていただけたことは、来場者の初音ミクファンにとってはたいへん幸せな時間だったことは間違いないでしょう。自分も足りなかったミク知識を補うと同時に伊藤氏のお話に大変な感銘を受けましたよ。
パネルで映し出されたスクリーンには可愛いイラストやチャートばかり。ミクウィッグのハローキティはなんとも言えない表情ですね。アメリカではため息反応でした。
そして今後の展開予定についても勿論語られており、それらは英語版の開発、FacebookのミクバージョンMikubookのランチングなど、大変興味深いものばかりでした。この巨大ミクプロジェクトはLAでのこのコンサート企画を進行される前に、ニューヨークのアニメイベントにも赴かれ、実際にアメリカのアニメファンやコスプレーヤーの間で初音ミクとボカロのキャラクター達がどのように受け入れられ、愛されているかをすでに体感して来た、とのことでしたが、ロサンゼルスでもそれを感じとっていただけていれば、と思います。
「あるユーザーがミクのことを愛していて、」と日本のミクユーザーさんの作品について説明される、伊藤氏のそのお言葉の選び方が大変印象的でした。
※初音ミク初の渡米コンサート企画の全様は
Mikunopolis公式サイトでご覧になれます。
さて、サンプリング機材搭載でその独自の音楽・演奏形態を見せてくださったニルギリス。ソロアーティストや、典型的なバンド演奏といったゲストにすっかり慣れているAXのオーディエンスにとってはまったく異色のグループであったことと思います。それに加えて言葉のチャレンジもあったと思いますが、アッチュさんのストレートなMCがそれを見事に解決されていました。サンプリングのクラブ形態ミュージックによくマッチした、サイドスクリーンにアニメのシーンを映し出しての会場とのコミュニケーションはオリジナルで、オーディエンスのパーティシペーションもかなり良かったようです。そういう自分も、すっかりソロアーティストさんやバンドばかりを見てきたアニソンファンでしたので、世界が広がりました。楽しかったです。
バスケットボールのようにバウンスするニルギリスのリズムと絶妙なタイミングでのサウンドクリエーション。楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

Nirgilisの皆さんは、コンサート時のみに限らず、閉会式に至るまでの間ずっと、どの音楽ゲストさんよりも意欲的にファンに接されていたようで、本当に素晴らしいと思いました。本当にお疲れ様でした。また来てね。
J−Rockアーティストとしてだけでなく、大ヒットアニメの主題歌ですっかりお馴染みのニルギリスはAX初日の、金曜日の夜、Club Nokiaにてユニークなライブを展開してくれました。Club NokiaはNokiaシアターと同じプラザ内にあるナイトクラブで、小さくてコージーな素敵なライブスペースです。自分も今回初めて足を運ばせていただきました。1階のスペースは全席スタンディングで、誰もがステージの前まで行くことができます。竹利庵IIは連日バルコニーのスペースから観戦させていただきました。
Nirgilis Concert
今年のAXにて、公式ゲストなのに日本語と英語の架け橋をして下った素敵なダニー・チョウさんのウェブマガジン「カルチャージャパン」はこちらです。