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「秋田で震度8の地震」/うわさが県内駆け巡る

「12月4日、秋田県で震度8の地震が起きる」。先週の初めごろから、こんなうわさが県内の小、中学校の生徒たちを中心に急速に広がった。「あの著名な女性占い師がテレビで予言したらしい」―うわさはこう続く。当の占い師の事務所は「予言なんてしていない」ときっぱり否定しているが、震災に備えペットボトルの飲料水が飛ぶように売れ、実家に避難した女性もいるなど、うわさはさまざまな現象を巻き起こした。

 うわさは生徒の口コミやインターネットの掲示板などを通じて急速に拡大。県内の各報道機関にも、子どもから話を聞いたという母親たちから事実確認やうわさの信ぴょう性を問う電話が相次いだ。

 女子学生の女友達は、新潟県中越地震の惨状が頭をよぎり、恐くなって3日から県南の実家に避難。一部のコンビニ店では3日夜から4日にかけて、ペットボトルのミネラルウオーターを買い求める客が押しかけた。友人からの携帯電話のメールでうわさを知った沖縄に修学旅行中の秋田市の中学生たちも、古里を心配して親たちにこぞってメールするなど、さまざまな現象が起きた。

 秋田市教育委員会学校教育課は「一部の学校で、そのようなうわさがあるようだが、(信ぴょう性はなく)今のところ対策などをとるつもりはない」と静観。県総合防災課は「地震の予知は難しいが、仮に確たる前兆などがあれば県民に周知する」と話している。

 占い師の事務所は「(占い師)は地震に関する発言は一切していない」とした上で、「インターネット上に書き込みされたデマがうわさとなって広がったのではないか」との見方をしている。

(2004/12/05 秋田魁新報社)


 

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