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地震雲みた、犬ほえた…問い合わせ増、専門家は「冷静に」

http://www.asahi.com/national/update/1204/023.html

 

M6以上の地震の回数

「地震雲を見た」「直下型地震が首都で起きるのではないか」――気象庁や全国の地方気象台には、新潟県中越地震の後、こんな電話やメールが相次いでいる。「地震が多発している」との不安が背景にあるらしい。しかし、今年の地震数は決して多くはなく、専門家は「冷静に受け止めてほしい」と話している。

 「筋状の雲が東の空に延びている」「ロール状の雲が出ている。地震が来るのではないか」。気象庁天気相談所には、そんな問い合わせが相次いでいる。特に11月24日には、東京周辺の住民から「地震雲ではないか」と20本以上の電話があった。木場博之所長は「この時期に普通に現れる秋の雲だった。雲と地震の関係は科学的にはわかっていない」と話す。多くは、巻積雲(うろこ雲、いわし雲)や高積雲(ひつじ雲)だという。

 「中越地震の前にうちの犬が何度もほえた」「今度はうちの地方で地震が起きるといううわさがあるが本当か」。同庁にはメールでもさまざまな問い合わせや情報が寄せられる。数字はまとめていないが、本庁だけでなく、各地の気象台も入れると相当な数になるとみられる。新潟県中越地震の後、増えたという。

 「中越地震の被災地の様子をテレビで見て、いつ来るかわからない地震への不安が高まっている。自分の住んでいる場所がどうかを知りたくて、電話してくる。少しでも安心したいのだと思う」

 電話を受けている職員はそう感じている。

 ここ3カ月だけでも震度5弱以上の地震は23回起きている。9月には東海道沖を震源とする震度5弱の地震が連続した。10月には関東で2年半ぶりに震度5弱の地震があった。中越地震の後も11月29日に北海道で震度5強の揺れがあった。

 東京大学地震研究所の阿部勝征教授は、最近の地震の傾向について聞かれると「多いように感じていると思うが、今年は地震が特に多くはない」と答えている。

 気象庁のまとめでは今年、マグニチュード(M)6以上の地震は11月末までに19回。このうち、新潟県中越地震とその余震が5回を占める。震度4以上の地震は88回。うち、中越地方の地震が58回に上る。

 1954年以降のM6以上の地震の年間発生数はグラフの通り。気象庁は「最近、地震が特に多いというわけではない」という。

 阿部教授は、昨年は震度6の地震が6回もありながら、今年ほど注目されていなかったことを指摘。「新潟で起きて、自分の所で起こるのではと不安になってみているから、多く感じる。地震活動には活発な時期と平穏な時期があり、今回の各地の地震は偶然重なっただけで、つながりもない。冷静に見てほしい」と話している。

(朝日新聞より 12/04 23:44)
 

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