たこちゃんの 「地震雲を恐れるなホームページ」

 

恐れることはない 地震雲はめったに現れない
あれが? 「地震雲」?

−だれも教えてくれなかった どうしてそれが地震雲に見えるかのメカニズム−

 
この写真を投稿したら、「要警戒」と言われてビビってしまった。
でも、何にも起こらなかった。どうして??

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はじめに  |「地震雲」って?  「地震雲サイト」の 雲、地震予知掲示板の書き込み    「疑似相関」のメカニズム  地震予知研究の課題

地震予知情報検証・公開実験のページ ( 最近の地震予知情報の検証  よく当たる?デタラメ地震予言情報 )

阪神淡路大震災直前の渦巻き雲は「地震雲」ではないNEW
 
「地震雲」「変な空」「地震掲示板」をみても恐れないためのページNEW
 

 

 

はじめに

このサイトは、決して、地震雲や地震前兆現象、地震予知を研究されている方を馬鹿にしたり、揶揄しようとするものではありません。
 私自身、地震雲の存在は否定できませんし。信じざるを得ない実体験もあります。
「地震雲はあるか?」
と、もし聞かれたら、私は「ある」と答えます。ただし「めったにお目にかかれるものではない」もので しょうと、付け加えます。
 どれが本当の「地震雲」なのか、どのように「地震前兆」に立ち向かっていくべきなのか、こちゃん式 「超」地震雲観測法して提案させていただきました。

  インターネットの普及のお陰で、地震雲や地震予知、そして防災に関する意識が高まっています。しかし、その一方で、 逆に情報が氾濫・混乱している状況も見いだせます。連日のように「地震雲」がその手の掲示板に投稿され、果てには連日のように大地震への警戒を呼びかけているサイトもあります。

 しかし、地震雲の研究の成果は実用可能なレベルに至っているでしょうか? 連日の「警戒警報」が、真に防災に役立っているでしょうか。
  現状において、一部の電磁波前兆研究はともかく地震雲の情報は実用・有用どころか、科学性・客観性に欠け、理論も検証もなく、単に人々の不安をかき立てるもの以外の何ものでもないような気がします。「あれも地震雲だ」「要警戒」と連日のように情報が行き交っては、本当の地震雲の観測も埋もれ、警戒心は惰性に変わっていきます。現に、インターネットの世界は、「オオカミが来た」状態になっている ようにしか思えません。

 このサイトの目的は、タイトル下にもあるように『「雲」や「地震予知(?)HP」をみて(現に私や、私の親戚のように)不安で眠れなくなった人が、安寧な生活を取り戻す』ことです。 そして、多くの人々が冷静な視点で地震雲や地震前兆の研究の進展に関心をもち、そして来るべき大地震の前に防災体制を確立することです。

 地震雲や地震予知の研究は、行われるべきです。しかし、 その方法は、しっかりとした方法論を持って行われるべきである、というのが、このサイトで主張したいことであります。

「雲」や「地震予知(?)HP」をみて不安で眠れなくなった人が、安寧な生活を取り戻すためのページです。

「地震雲」って?

 「地震の前に見られる」とされる、「ちょっと変わった雰囲気・形」をした雲。

 我が国における「地震雲」の研究は、故鍵田忠三郎氏が祖となっています。
 鍵田氏は元奈良市長をなさった方で、「雲で地震を予知する市長」「ナマズ市長」と呼ばれました。公な会議で1978年の伊豆大島近海地震を、また市の幹部会議の席で1978年の宮城県沖地震を公言し・的中、1983年の久慈山火事を起こしたフェーン現象をみて日本海中部地震を予知させたそうです。氏は、「雲はウソを言わない」「雲は必ず地震を予知させてくれる」として『これが地震雲だ』を表しています。そのなかで、地震雲の形態を

a 青空に出る白帯状の雲
b 石垣状の雲
c 足のない入道雲
d レンズ状の雲
e 一点の雲
f 綿状の白旗雲 
g 縄状の雲
h  白い蛇が横たわったような雲
i 断層状の地震雲
 

と分類し、雲の長さ大きさなどの規模、空や雲の色彩、などを加味しながら地震の規模や場所、地震が起きるまでの時間を予知できる、としています。読めば、「なるほど」とうならされる説得力があります。そして氏の著書には、たくさんの地震雲の写真がサンプルとして掲載されてあり、これを読めば地震予知が本当にできるように思えてきます。

しかし

 本と同じ雲を実際にみても、地震は起こらないのです。今年(2004年)の夏に東京で起こったすさまじいフェーン現象が起こっても、日本海中部地震のような地震はおこらないのです。

なぜでしょうか

 

「地震雲サイト」の雲・地震予知掲示板の書き込み

  たとえばYahoo!などの検索サイトで「地震雲」と入力して検索してみてください。地震雲や地震前兆などを扱うサイトや掲示板へのリンクがたくさん出てきます。
 昨年(2003年)9月、八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測センターがFM電波による地震予報観測で、南関東の大型地震の可能性を公表して以来、この手のサイトが爆発的に増えました。その種類は、地震雲だけでなく、FM電波・AM電波、生活環境電波、無線電波から、方位磁針、地下水温、月齢、ナマズや金魚・動物の異常行動、テレビノイズ、冷蔵庫の異音。なかには、悪寒、耳鳴り、カミサマ、なんていうものもあります。

 未知の科学である地震予知に積極果敢に挑もうとするチャレンジ精神は結構です。
しかし、それにアプローチする方法はしっかりされているのでしょうか。たとえば・・・

「部屋においてある3個のうち1個のコンパスが東に5度ずれました」・・・・・

茨城県柿岡の地磁気観測所がもしこんな数値を観測したら、NHKの速報ものです。しかし、某掲示板には10度ずれた、今45度変移中、などという「観測報告」がまかり通っているのです。
 想像できます。都会の真ん中、家電製品に埋もれた家の中で電磁波観測、コンパス観測 しているんだろう。近くには、カメラのバッテリがーが転がっていたり・・・・なんとなくわかります。

 「すじ雲が北東の方向に‘収束’していたのを観測しました」・・・・

 どんな手法で、 空の雲が収束している(一点に交わる)ことを測ったのでしょうか。震源地に雲が収束しているかもしれない、だから地震が来るかもしれないという危機感はわかりますが、「観測」 ってなんなのだとうと聞きたくなってきます。幾何学の教科書では、空間的なものの配置は、2点観測からのみ決定できます。1カ所の一度だけの、しかも時刻が明記されていない写真撮影が、とても「観測」などと は言えないはずなのですが。みなさんは、鉄道のレールが、収束していると思いますか?

 それらが、地震予知にまったく無効であるというつもりはまったくありません。電波観測が地震に先行している可能性は少なくないと思いますし、直近の地面深くで地殻の破壊が起こっているとすれば、 そこからある種の電磁波や荷電粒子が発生し、奇妙な雲を生成し、高く昇った満月が赤く染まり、夏の太陽が鈍く輝きを減じ、冷蔵庫だって金魚だって人間の耳だって正常でなくなる可能性はある 、と思うのです。

 要するに、観測の方法と観測値の評価の問題なのです。それが、全般的にしっかりいっているとはとうてい思えない、それが 今ブレークしている「地震雲研究」「地震予知ブーム」、この世界の現状に対する私の印象です。 

  でも私が昨年こうしたカテゴリのサイトを見たときは、これはスゴイと思ったことも事実です。いわゆる未科学にチャレンジすることのすごさ、すばらしさ。地震雲サイトには、連日不気味な形や色をした雲・空の色・・・・そして、9月の千葉沖地震、10月の十勝沖地震。毎日のように起こる地震。新しい分野が開拓されつつある、時代の新たな幕開けを感じていました。

 しかし、地震雲サイトに、「地震雲」が投稿されなくても地震は起こるし、これは「震災級の地震雲です」と宣告されても、地震は地震は起こらないのです。

なぜでしょうか。それは・・・・

 

「疑似相関」の科学


一言で言って、「疑似相関」の呪縛にみんなかかっているのだ、ということです。

「A」というあることが、起こる。そして、本当はそれとは関係のない「B]ということが起こると、「A」と「B」には関係があるようにみえること。それが「疑似相関」です。

たとえば、有名な疑似相関のたとえを2つ、引用しましょう。

ある学者が、野菜の生産量と大学進学率の関係を調べてみた。すると、カボチャの生産量が減り、レタスの生産量が増えるにしたがって、大学進学率が上昇! では、カボチャを食べると頭が悪くなり、レタスを食べると頭が良くなった、と、みなさんは考えますか?
そんなことはないのです。食生活の変化と大学進学率の上昇が同じ時期に起こったというだけの話です。

また、金原克範氏の「"子"のつく名前の女の子は頭がいい」(洋泉社)によれば、名前に「子」のつく女子生徒は一流女子高に多く、そうでない女子高には少なかったそうです。また名前に「子」のつかない女の子は、健康管理に問題がある場合が多く、その上登校拒否の割合も多く見受けられた。
 では、「子」をつければ頭が良くて健康管理が良くて、登校拒否にならないのか???
著者は、テレビの影響を強く受けた親ほど、子供とのコミュニケーションに問題を抱え、そして「子」のつかない名前をつける傾向を見いだしたそうです。

疑似相関−−−実は、身の回りにたくさん起こっていますね。

それと同じ事が、地震雲や地震予知の研究の世界でも起こっていると、私は思います。

 地震はあまりにも多く、また雲もいつも見えています。そのために、雲の出現と地震の発生が、いつしか頭の中でセットになってしまったのです。

その、メカに二ズムはこうです。

@時に、奇妙な雰囲気の雲が見えて、それがたまたま地震の前に見えていた。やっぱり「地震雲はあるのかなあ」・・・・人々はそう思いこみます。

A2003年初夏〜晩秋のように、特に地震の多い時期があります。そのとき、たまたま秋や冬など、典型的な「地震雲」の「筋雲」や「鱗雲」、前線通過に伴う「断層雲」が多い時期と重なると、毎日毎日地震雲が見え、そして毎日のように全国どこかで地震が起こることになります。こうして、「地震雲はある」「いや絶対あるはずだ」「なければおかしい」、という固定観念が生じるのです。

Bそして、家庭の電磁環境がちょっと変わってコンパスの針が動いた、たまたまテレビのノイズがひどかった、エアコンのリモコンが故障した、カラスがえさをめぐって仲間とけんかして鳴いた−−−−そして地震がたまたま起こった。こうして、雲だけでなく、普通に起こる身の回りのいろんなことが「異常現象」 として目にうつり、普通にいつも起こっている小規模の地震も、その結果であるかのように思えてやまなくなるのです。

ちなみに、広原海清先生によれば、1961年から1985年までの25年で、年平均に換算した地震発生数は、M7以上で年2回、M6.0〜6.9で年12回、M5.0〜5.9で年94回(4日に1回)。これ以上小さな地震で、予知した、的中したと言っているのは、検証に何の根拠もなく愚の骨頂の誹りをうけよう。

 

 

でも地震雲や地震前兆の存在は否定できない

とはいうものの、はじめにで断っているとおり、地震雲や地震前兆そのものがない、といっているわけではありません。

雲があまりにも毎日普通に見られ、また地震前兆とされるような現象が日常生活で起こるために、(非常に希と思われる)本当の前兆シグナルとそれ以外のノイズを見分けれられずに、こうした疑似相関が起こってしまっていると思われます。

このシグナル(S)とノイズ(N)の比率(S/N比)が非常に小さく、本当のシグナルを見つけにくいのが地震予知研究の実態であると思います。しかし、それはゼロではないわけで、地震雲や地震予知研究そのものを否定するわけではありません。

このS/N比を高め、本当の地震前兆シグナルを見いだすためには、

@地震予知に携わる人は、本職もプロもアマチュアも、地震予知研究の世界が上記の「疑似相関」の呪縛から逃れられない事実を認めること。

A雲でも電磁波でも「観測」の手法をしっかりとした方法で行うこと、そしてそれを分析する手法・理論・統計のスキルを持つこと。

だと思います。

 

以上のことを、いくつかの地震予知掲示板で気づいてもらいたく、投稿したことがありましたが、いずれも無視、または「荒らし」としか受け止められませんでした。ある地震雲研究の有名な方には、「あんたは賢いとは思わない。議論する暇はない」と一蹴されました。同じ掲示板の人々も私を「荒らし」と受け止めたようで、「ここは有用な情報だけを投稿してほしい。検証や議論は別な場所で」と言われました。

しかし、実際のところ、議論も検証も、この世界ではほとんどないのです。
この結果、私は、地震雲や地震予知に興味を持って、インターネットをのぞく一般市民が、どんどん疑似相関の罠にはまりっていきます。そして冒頭で指摘した事態・・・「あれも地震雲だ」「要警戒」と連日のように情報が行き交い、本当の地震雲の観測も埋もれ、警戒心は惰性に変わり、インターネットのみならず一般社会は、「オオカミが来た」状態に成り下がります。それだけでなく、多くの人が無用な恐怖心で精神不安定な状況に追い込まれていくのです。実は1年前の私も、私の親戚も、その一人でした。

本当に地震に起因するシグナルを捉えた人が、世の中に警笛を鳴らせば、それは防災につながる。しかし、自分の行っていることの問題点も課題も見いだせない人が、思いつきで地震発生予告を乱発しては、防災に役立たないどころかむしろ弊害だ。

それを声高に訴えたいと思います。

 

これを如何に訴えようと、現存の「地震雲研究」「地震予知」サイトを運営、または参加している人は信じないでしょうから、わたしは

ある公開実験を行うことにしました。如何に地震予知が、疑似相関に埋もれているかを準リアルタイムに把握していただきためです。

ここで最近、方々で出回っている地震雲や地震予知情報の的中率を検証するとともに、私があえてデタラメに地震予言情報を出してもそれが一定の的中率を得ることを証明することにしましょう。

 

地震予知情報検証・公開実験のページへ

 

とそんなこいったって、本当の地震雲ってあるんだろう?
だって地震雲が見えてるってよ。こわいよ、どうしよ、眠れないよ、というひとは

「地震雲」「変な空」 「地震掲示板」をみても恐れないためのページ 

を読んで、今晩は早くお眠り下さい。

 

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