中一光学 CREATOR 135mm F2.8 II
〜コストパフォーマンスが高く、天体写真向きの操作性〜

(最終更新:2017.2.18)

●インプレッション
EDレンズを1枚使用した6群6枚、中国製完全マニュアルレンズです。税込20,500円でした。
フォーカスリングの回転角が大きいのと適度に重いので微妙なフォーカス調整がしやすく、天体写真撮影における操作性は抜群です。気温が低い今の時期だけかもしれませんが、フォーカスリングをテープで留める必要性を感じません。
また、絞りの間隔が広く、中間絞りに設定することが容易なのも良いところです(※残念ながら中間絞りにはクリックストップがありませんので、フラット撮影時のF値再現性の点では少し不便です)。
最新の国産ズームレンズは超高性能で単焦点レンズを凌ぐものもあるようですが、オートフォーカスや手ブレ補正など天体写真には不要な機能も多いので、このようなフルマニュアルレンズの方が使いやすいのではないかと思います。

海外ブログによるとキヤノン用には電子接点が付いているようですが、国内仕様にはないのでしょうか。自分はフォーカスエイドなどは使わないので問題ないですが。

●とりあえずのセカンドライト画像です
フルサイズのノートリミングです。(F2.8とF4.0の中間、EOS 6D、ISO3200で110秒露出×8枚コンポジット、2017年2月15日撮影)
ステライメージの周辺減光補正をある程度しましたが、フラット補正はしていません。 フラット補正・強調処理後の画像はこちらです
レンズ先端に52mm径のLPS-P1フィルターを装着した影響でゴーストが出ています。


ピクセル等倍での中央部と周辺の星像です。
レンズエレメントの組立誤差によるものと思われる星像の流れが、特に左上隅で目立ちます。これは絞ってもほとんど変わりません。
周辺でピントを合わせると改善しますがその代わりに中心像は甘くなります。中央部の中間星像にはパープルフリンジが出ています。
Ai Nikkor ED 180mm F2.8S(前玉にEDレンズ1枚使用の5群5枚)と比較すると色収差はやや多めに感じますので、もしかするとEDレンズは前玉ではなく、中間のエレメントに使われているのかもしれません。


絞り値を変えたテスト画像です。こちらはノーフィルター、レベル調整で背景レベルを大まかに揃えてあります。
F2.8開放では輝星に大きなハロが出ますが、微光星はシャープです。
月が昇っていたのでカブリは多いですが、周辺減光の傾向は分かります。
F4.0で目立たなくなり、F5.6まで絞るとほとんど認識できなくなります。(クリックすると別ウィンドウで拡大画像を表示します)
F2.8 F3.4 F4.0 F4.8 F5.6

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