自作6cmF5屈折
〜地産地消のレンズ〜

(最終更新2016.9.18)


 レンズ自体は2007年10月にスコープタウンから購入しました。岩手県花巻市に工場がある久保田光学製のようですので、地元産レンズということになります。これまでBORGのレデューサー0.85×DG【7885】を付けて255mmF4.25として撮影にも使用していました。作例1(オリオン座中心部) 作例2(ホームズ彗星)
 今回フルサイズでも使用できるよう、BORGマルチレデューサー0.7×DGTに対応するため鏡筒を再製作しました。
 焦点距離が210mmとなり、AiニッコールED180mmF2.8Sと大差ないですが、この望遠鏡は光害カットフィルターを光学系中間に入れられるので、対象に応じて使い分けるつもりです。
 BORGマルチレデューサー0.7×DGT【7870】は、レデューサーのレンズ位置を調整することで300mm〜1000mmの屈折望遠鏡に対応出来ます。が、しかし、さすがに300mmの像面湾曲の補正は難しいようで、いくら位置調整しても最周辺の像は丸いけれども点像にはならずピンぼけ状態でした(縮小するとあまり目立ちませんが)。
 また、対物レンズ〜レデューサーレンズの間隔が近いのと、レデューサーのレンズ径が40mmと小さいため、口径がケラれてしまい6cmフル口径になりません。ソフトでのシミュレーション結果では有効径56mmでF3.7になるようです。
いつも自作望遠鏡の鏡筒色に白を選んでしまいますが、今回はイプシロン風に黄色にしてみました。フロントヘリコイド状態ですが、紙製の鏡筒本体が軽量なためスムーズに動作します。
鏡筒バンドはビクセンのアクセサリーバンドφ63に厚紙を接着して鏡筒径60mmに対応させています。また、バンド上部にファインダー台座を装着できるよう加工しています。

フードを引っ込めた状態です。マウントキャップ後端までの全長は215mmです。



鏡筒本体と接眼部を分離した状態です。接眼部は7cmEDSE102とほぼ同様ですが、ミニボーグ用フードは外した状態にして若干軽量化を図っています。
接眼部の構成は右側から、2インチホルダーS【7508】、M57ヘリコイドDX【7758】、マルチレデューサー0.7×DGT【7870】、カメラマウントホルダー【7000】、カメラマウント(キヤノンEOS用)【5005】です。
位置調整後のレデューサーレンズ先端位置は、2インチホルダーS内になります。



上記の鏡筒が完成する前、仮鏡筒での試写画像です。
2016.9.10 01h42m
30秒露出
キヤノン EOS 6D(Jpeg、ISO 25600)、5×5ソフトビニング、マスク処理、赤ハロ軽減、トーンカーブ調整などステライメージ6にて画像処理
自作6cmF5アクロマート屈折+BORGマルチレデューサー0.7×DGT【7870】(合成f.l.=210mmF3.5【机上計算値】、実際はケラレのため口径56mm程度・F3.7ぐらいと思われ)
LPS-P1フィルター使用
高橋製作所EM-200B赤道儀にて自動追尾(ノータッチガイド)

撮影地:自宅観測室(岩手県洋野町)

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