自作7cmED屈折
〜紙製望遠鏡でも撮影できるんです〜

(2016.2.13)


 笠井トレーディングから購入したレンズ(レンズセル組み込み済み)で自作した屈折望遠鏡で口径70mmF6、レデューサー併用で296mmF4.2(画像から実測)となります。ペンタックス105SDHF(リアコン併用で焦点距離504mmF4.8)と、AiニッコールED180mmF2.8Sの間を埋めるために導入しました。以前使用していたペンタックス75EDHFの代わりでもあり、体力(腕力)の衰えから、彗星などの移動撮影時にペンタックス105SDHFを組み上げるのが辛くなってきたためでもあります。
 接眼部周りは2015年11月ごろから先行して製作していたので、12月28日のレンズ到着後2日間でファーストライトまでこぎつけられました。鏡筒は得意の紙製です。
 青ハロはありますが周辺まで比較的良像です。最周辺のみ放射方向への流れが出ますが、レデューサーの間隔調整で改善の可能性があるので試してみたいと思います。

2015.12.30
接眼部はボーグのM57ヘリコイドDX(2010年か2011年にB品を購入)です。マルチレデューサー0.7×DGT(これもB品で2015年3月購入)の長さと、EOS6Dの重量に負けてしまって動きが非常に硬くなりピント合わせがやりずらいので、アリガタプレートとレデューサー間に支えを入れる予定です。アリガタプレートはケンコーSE102についてきたものを流用しました。
フードと鏡筒本体はスパイラルチューブ紙管、間の段差部分等は厚紙を木工ボンドで積層接着したものです。

フードを縮めた状態です。カメラボディを外してマウントキャップを付けた状態で、全長320mm、重量約1.5kgです。


レンズとレンズセルはBLANCA-70EDと同じだと思われます。
コーティングの反射光は深みのある青色で、マルチレデューサー0.7×DGTに比べて反射光が明らかに暗く、良好なコーティングです。

※2015年12月30日 ファーストライト画像(ノーフィルターで50秒露出×8枚コンポジット)


2016.1.10
 1/10までにファインダー台座を装着、ヘリコイド取り付け部分(黒)とフード部分(白)の暫定塗装をしました。
 ファインダーは1979年購入の初代望遠鏡(ビクセンからのOEMで学研で販売していた6.2cm屈折赤道儀)についていた3cm6倍を軽量化のために脚部分に穴開けしました。脚部分は元々黒色でしたが、やすりで塗装を削ったのでアルミの地肌のままになっています。脚の根元はファインダー台座にはまるように削りました。
 カメラボディ(EOS6D)を付けると、ヘリコイドのあたりでバランスが取れます。



 フードを縮めた状態です。白塗装だとBORGっぽく見えますね。総費用の3分の2がボーグパーツで占められているので当然でしょうか。


 フラット画像です(フードは伸ばした状態)。
 周辺光量は割と豊富だと思います。簡易的な測定では、 最周辺で66%、φ35.8mmで74%、φ23.9mmで87% ※最周辺で50%、φ35.8mmで60%、φ23.9mmで78%です。(ミラーケラレの影響は除く)。※光量測定するにはリニア現像しなくてはいけないことに気づいたので再測定しました。
 ペンタックスSDHF+RC0.72×35だと、APS-Cぐらいまでは、ほとんど減光が無くてそこから急激に減光するのに対して、こちらは100%光量のエリアは狭いのですが、減光の仕方がなだらかです。ミラーケラレもあまりありません。


2016.2.11
 1月中旬から塗装作業を再開し、2016年2月11日をもって一応完了としました。
赤い部分はグリーンメタリック塗装の予定でしたが、手持ちの塗料(スプレー缶)を使い切ってしまっていたので変更しました。BORGっぽさが薄れてWilliam Optics ZenithStar 71 EDに似た感じとなりました。
フード先端を黒くしたのはペンタックスSDHFに似せたかったからです。

 フードを縮めた状態です。


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