学研 科学のタマゴの望遠鏡

●とりあえず画像無しの、ファーストインプレッションです
 05年8/28に学研科学のタマゴ第4号を買いました。テーマは天体で、実験望遠鏡が付録です。
 創刊当初は、税抜き1,600円という値段を考えるとアクロマートレンズかも、と淡い期待を抱いていたんですが、残念ながらプラスチック製のシングルレンズでした。口径2cmになる絞りが付属しています。焦点距離は300mmほどのようです。

●ケプラー式望遠鏡
 アイピース(ケプラー式用)は両凸レンズ2枚組の、簡易ラムスデンと言えるでしょう。見かけ視界は狭く、25〜30度でしょうか。
 F値が15のシングルレンズということで、あまり期待せずに下弦の月を覗いてみました。すると、大きなクレーターなど意外によく見えます。冊子というか本誌?に載っている月の写真と同じようなイメージです。
 比較として、100円ショップの老眼鏡を使った自作シングルレンズ望遠鏡(焦点距離500mmで口径2cm、F25)を使いましたが、スペックとは逆に科学のタマゴ望遠鏡の方が段違いに良く見えます。これまた実に意外でした。色収差自体はそれほど変わらないような感じですので、球面収差の量の違いかと思います。ちなみに付属アイピースでの倍率は12〜13倍ぐらいかと思います。

●ガリレオ式望遠鏡
 倍率が低くなるとともに、見かけ視界も狭くなりますが、色収差は目立たなくなります。
●科学のタマゴ式高倍率望遠鏡
 いわゆるリレーレンズ式にして正立像かつ高倍率になるものですが、像がボケるだけのように感じました。延長チューブを二つ使ったからかも。一つだとケプラー式とあまり倍率が変わらないそうです。

●裏技?
 ケプラー式に使うアイピースの対物側に凹レンズをはめ込むと(注:固定はできませんので脱落するかもしれません)、色収差が少し減り、倍率も若干上がります。また、アイレリーフも少し長くなり覗きやすくなります。

●市販アイピースを使うと
 K20mm(24.5mmサイズ)を使ってみました。丁度アイピースのスリーブ内にドローチューブが収まります(太さが普通と逆の感じですが・・)。
 すると、付録アイピースより色収差は少なくなり、見え味も良くなります。簡易ラムスデンということで、アイピースでも色収差が発生していたのでしょう。

●とりあえずのまとめ
 価格がもうちょっと安ければ文句無しなんですが、入門用・実験用としてはよくできているのではないかと思いました。
 大人の科学でも望遠鏡モノがあることを期待しています(次号がピンホールプラネですので)。

●とりあえずの画像です(05年9月9日撮影)
無加工の画像です。
アイピースはビクセンのOr(PL)32mmです。付属アイピースでは撮影が難しいので、ミニボーグ50(もどき)のレンズと入れ替えた構成にして撮影しました。

Casio QV-3000EXにてコリメート撮影
こちらはRGBからボケているBを除いたものにアンシャープマスクをかけたあとでLRGB合成しました。
こちらは参考までに同じ日にミニボーグ50(もどき)で撮ったものですが、タマゴ望遠鏡+市販アイピースでの眼視では、この写真に色収差を足した感じで、ほぼ同じ解像度で見えます。

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