ASF-X 震電U ACES tune.
Pilot : Kanae-"ACES"-Miyafuji


タスクフォース109部隊において、ウォーウルフ隊を率いていたウィリアム・ビショップ中佐が被弾により瀕死の重傷を
負い、戦力が致命的に不足した際、緊急で同伴可能であった、訓練生の宮藤佳苗曹長に与えられた機体。
大量の第四世代戦闘機、および重装甲の爆撃機を相手に、対等に戦える必要があったため、開発中であった扶桑空軍の
最新鋭機を彼女のためにチューニングし、採用した。

高レベルのECMを標準搭載。反面機動性は低下しているが、安定性が向上している分、技術のないパイロットには
扱いやすい性能となった。翼の形状が変化し、速度域によって大幅に飛行特性が変化するため、慣れないうちは
編隊飛行さえままならない。

元々、空戦において天才的な才能を開花させつつあった佳苗曹長は、これを一週間で乗りこなし、初陣では
オラーシャ・デルベントでの解放戦を成功に導き、華々しい実戦デビューを飾る。

その後各地を転戦し、ウィリアム・ビショップ中佐を執拗に狙っていたアンドレイ・マルコフ大佐を、ビショップ中佐の後継として
見事に撃退。ビショップ中佐の復帰後、まもなく撃墜されてしまったホセ・”ガッツ”・グティエレス大尉の後釜として
ビショップ中佐の二番機を務めた。リベリオンの首都・ワシントンにおいては、激しいドッグファイトを繰り広げる
マルコフ大佐、およびビショップ中佐を可能な限り誘導し、地上への被害を可能な限り食い止める等、影のサポートも
万能にこなして見せた。

なおこの時、地上では数名の有志が集まった「JFW」と呼ばれる集団が現場の指揮を執り行っており、避難誘導から
軍事支援活動まで、マイアミでの空戦が発生してからワシントンでの決戦が終わるまで現場を指揮し続けた。
「JFW」が居なければ、死傷者は十倍にも膨れ上がっていたと言われ、特に防空艦「アンツィオ」の支援に関しては、
「JFW」の力がなかったら「アンツィオ」の乗員は全員戦死していたと言われている。
敵戦闘機の特攻を受けていた際、川べりからLAWで敵機を狙撃し、墜落直前で細分化して被害を最小限に食い止め、
その最中に救助艇の派遣を要請し、若い者は自ら舵を握ってアンツィオへ接近。自らも撃沈の危険を冒しながら、
アンツィオのすべての搭乗員のピックアップに見事成功した。艦長は死亡したとされていたが、瀕死の重傷ではあった
ものの絶命はしておらず、治癒魔法による懸命の治療を経て、現在もリベリオン海軍にて軍務に就いている。

終戦後はウォーウルフ隊の五番機に誘いを受けるも、そもそもタスクフォース109自体が解散の準備に入っており、
五番機と言う数字も「勲章」の意味であったため、佳苗当時少尉はこれを辞退した。
代わりに機体を扶桑空軍基地にて保管するよう要請し、連合軍はこれを承諾。自宅より最寄の基地にて保管を依頼し、
嘱託パイロットという名目で軍には籍を置きつつも、事実上は除隊し、平和な日々を送っている。



航空ショーではしばしば、当機がデモンストレーション飛行を行っている姿を見かけることができる。



なお、当機のカラーリングは佳苗曹長の育ての親であり、佳苗曹長も姓を受け継いでいる、故・宮藤芳佳氏の
現役時代のものを意識している。またミサイルの噴煙も無意味ではあるが着色しており、当機から発射される
ミサイルは蒼い軌跡を描いて大空を翔る。これはかの宮藤芳佳氏が、「蒼い炎」を「飛ばしていた」ことに由来する。

宮藤芳佳は第二次ネウロイ大戦、第二次世界大戦、第三次世界大戦と1930〜1950年にかけて連続で発生した、
世界規模の戦争における英雄で、最終階級は大将。階級に似つかわしくない、扶桑人らしい謙虚な性格であった。
一方で戦闘スタイルは非常に過激で、片手で航空機関銃を振り回したり、魔法力によって炎をまとわせた刀で、
風圧により遠距離の敵を切り刻む等、物理法則に反しているとしか思えない行動も多々あった。刀による風圧は
炎をまとったまま飛んでいくため、蒼く光って空を駆け抜ける。当機のミサイルの噴煙はこれに影響されている。

階級がどれだけ上がろうと前線を去ろうとせず、たとえどんなに地位の低い「捨て駒」の人間であろうと、決して諦めずに
守り通す信念を貫いていた。あまりの戦果からコールサインでさえ「エース」と呼ばれてしまう始末で、その生き様から
後世では「守護神」とも呼ばれている。

現役時代は、階級が上がっても、ここ一番の戦場では少尉の頃に制式採用された「尉官制服」を着用していた。
これは「もっとも長い期間着用しており、一番なじみがあったから」と雑誌のインタビューでは語っていたが、それ以外の
理由があるようだ。




※タスクフォース10「9」は仕様です。108じゃなくて109です。