■アルコール依存症・引きこもり体験を経て、
  心身障害者のパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」代表として
  活動する月乃光司の情報発信基地

 
 
『家の中のホームレス』
神様、僕を引きこもりにしてくれたことを感謝します

月乃光司

新潟日報事業社
2004年8月3日発行
本体1300円+税
 


月乃光司(つきの・こうじ)
■1965年生まれ。高校入学時から対人恐怖症により不登校になる。引きこもり生活、通算四年間を過ごす。二十四歳の頃より連続飲酒状態になりアルコール依存症になる。自殺未遂により精神科病棟に入院。27歳から酒を飲まない生き方を続ける。アルコール依存症体験を基にした小説「窓の外は青」(新潟日報事業社)を平成13年に出版。同小説により、第3回にいがた市民文学奨励賞、第2回新潟出版文化賞文芸部門賞。平成15年に「ひきこもり―ただいま冬眠中」共著(新潟日報事業社)を出版。現在、新潟日報に「心晴れたり曇ったり」連載中、BSNラジオ「ハートセラピーあなたのままで…」の司会を行う。
「家の中のホームレス」 月乃光司

神様、僕を引きこもりにしてくれたことを感謝します


目 次

心晴れたり曇ったり
●病気のデパート ●ホームレス ●友人の自殺 ●会社で働く ●ミケの20年 ●病気のライブ ●幸福の秘けつ ●バラの花束 ●自助グループ ●不登校 ●自分転がし ●リニューアル ●ホームレス支援 ●銭湯 ●すてきなハゲ ●映画完成 ●引きこもり ●今日一日 ●人生なんでもあり! ●お兄さん ●僕は自由だ! ●ラジオ出演 ●ロックン・ローラー ●1万4235日 ●生きる意志 ●朗読は絶叫で ●こわれ者の叫び ●ミケ ●Sさんに会いたい ●そうはなれない自分 ●自分との闘い ●僕の青春 ●自殺 ●詩の朗読 ●性を語る ●リベンジ ●「中島らも」は仲間だった ●Kaccoさん ●精神科医 ●高校で講演 ●突き放す ●人生相談 ●出版 ●カテーテルズ ●自分の壁 ●炊き出し ●朗読 ●入院生活 ●ラジオ番組 ●生きにくさ ●アイドル
人生なんでもあり
仲間
しななければ大丈夫
 
家の中のホームレス
初出一覧
連絡先
あとがき

あとがき

 12年前に精神科のアルコール依存症病棟に入院していた。退院後、あのまま病気が進行していたら、僕はもう死んでいただろう、と思う。アルコール依存症は若くして亡くなる人が多いからだ。
 さまざまな人々との出会いの中で、僕は「酒を飲まないで生きること」や「引きこもりから脱出して外の世界で生きること」を学んだ。
 12年前の僕と今の僕とでは、ものすごく変わったわけではないと思う。性格が変わったわけでもないし、意志が強くなったわけでもない。
 ただ、人々の言葉を通して働かれた神様の力によって、僕は外の世界で生かされているんだ、と感じている。

 神様、僕を引きこもりにしてくれたことを感謝します。

 連載にあたってお世話になりました新潟日報社の森澤真理さん、見田秀晴さん、渡辺英美子さん、助言をいただいた井上朗子さん、高橋美香さん、出版にあたってお世話になりました反画工房の柳政利さん、新潟日報事業社の五十嵐敏雄さんに、心から感謝します。

   2004年7月
                月乃光司