2006
年土
曜講座プログラム
第1回 5月27日(土)
自治体改革から自治体再構築へ
自治体とは市民が自らの手で組織する「市民自治機構」です。
第1講座では、財政が破綻状態にある中での自治体運営について松下圭一先生の講義を聴いて、財務の側面から市民自治を考え、午後は「市民自治のまちづく
り」に先駆的に取り組んできたニセコ町と多治見市の実践報告を聞き、さらに札幌大学福士教授から近年、各地で制定されている「市民参加条例」について、そ
の意義を解説していただきます。
討論では、森啓教授の司会により、「市民自治」とは何かについて徹底討論します。
9:50−10:00 2006年度地方自治土曜講座開講あいさつ
森 啓(土曜講座実行委員長)
10:00−12:00 講義「自治体も破産する」
松下 圭一(法政大学名誉教授)
13:00−14:30 報告「自治体学の理論と実践」
片山 健也(ニセコ町職員)「自治体改革の課題と展望−ニセコ町での実践から−」
青山 崇(岐阜県多治見市職員)「自治体の職員力−私の実践」
福士 明(札幌大学法学部教授)「市民参加条例の考え方」
14:30−16:00 討論「市民自治の実践」を考える
〜市民参加とは何か、市民、議会、首長、職員の役割は何か〜
司 会:森 啓(北海学園大学法学部教授)
討論者:福士 明
片山 健也
青山 崇
第2回 6月24日(土)
今、求められる職員力、市民力とは
公務員バッシングの広がりを背景に、自治体の事務事業をできるだけ「民間」へ委ねて職員を削減し、「小さな政府」を目指す動きが加速しています。無駄な
事業をやめる、非効率な仕事のやり方を変えることは必要ですが、まず職員削減ありき、民間開放ありきというやり方で、果たして、住民が安心して暮らせるま
ちづくりは可能でしょうか。
今回の講座では、午前は「小さな政府」論に代表される、自治体を取り巻く大状況についての講演、午後は、そのような状況の中で本当の自治を実現していく
ために必要な市民力、職員力について、そして市民とともに力を発揮していける職員像について考えます。
10:00−12:00 講演「“小さな政府”論とはなにか−いま自治体を取り巻く状況について」
牧野 富夫(日本大学教授・経済学部長)
13:00−13:45 講演「今、自治体職員になにが必要か―これまでの仕事を通して」
林 嘉男(前恵庭図書館長)
13:45−14:15 講演「市民に応えられる職員とは―介護保険に携わってきて」
鏡 諭(埼玉県所沢市高齢者支援課長・自治体学会運営委員)
14:25−16:00 討論「市民力と職員力」
司 会:森 啓(北海学園大学法学部教授)
討論者:小玉 俊宏(北海道総務部行政改革局行政改革課主幹)
林 嘉男
鏡 諭
第3回 7月22日(土)、
23日(日)
サマーセミナー in 栗山町 −議会基本条例と議会改革− 共催:栗山町
会場: 栗山町カルチャープラザ「Eki」(JR栗山駅直結)
2000年4月の「地方分権一括法」の施行により、地方議会は、条例制定権などその機能が強化され、知事、市町村長に対する監視・牽制・批判機能の重要
性もこれまでになく増しています。そして、ニセコ町をはじめとして、みずからの自治のあり方の基本を定める「自治基本条例」を定める取り組みが進む中で、
議会に関する事項を含める自治体もでてきています。しかしながら、これからの時代のわがまちの議会のありかたを定める「議会基本条例」を制定したところは
なく、栗山町議会の取り組みは、全国に先駆けた画期的な意義をもつものです。今年度は、この栗山町の議会基本条例に関わる取り組みを先駆的事例として取り
上げ、その意義と役割を検討するとともに、「議会基本条例」が議会改革と地方自治の発展にどのように貢献するのか、その可能性を徹底追求してみようと思い
ます。もちろん、これまで通り、土曜講座に集う人々の人的・政策的ネットワークを広げるための交流の場も用意します。
(1日目)7月22日(土)
12:00− 受付開始
13:00−13:20 サマーセミナー開講あいさつ 森 啓(土曜講座実行委員長)
開催地あいさつ 椿原 紀昭(栗山町長)
13:20−14:50 講演「栗山町議会基本条例について」
橋場 利勝(栗山町議会議長)
15:00−16:50 講演「議会基本条例の意義と課題」
神原 勝(北海学園大学法学部教授)
16:50−17:20 質疑応答
19:00−21:00 小フォーラム、意見交換会
(2日目)7月23日(日)
9:00−11:00 パネルディスカッション「議会基本条例の役割と展望」
司 会:渡邉 三省(札幌市職員・議会研究会代表)
討論者:橋場 利勝(栗山町議会議長)
栗山町民(未定)
松山 哲男(登別市議会議員)
久保 あつこ(旭川市議会議員)
加藤 紀孝(ニセコ町職員)
助言者:神原 勝(北海学園大学法学部教授)
11:00−11:30 質疑応答
11:30−11:35 サマーセミナー閉講あいさつ
第4回 8月26日(土)
市民と自治体職員との新しい関係
自律した市民が中心になって社会を築いていく「市民社会」の実現が次第に姿を現しつつあります。その中で自治体行政も、「市民社会」のルールを尊重し、市
民の課題解決を支援する「市民自治体」へ転換することが求められています。
これまでは、自治体行政と市民との間には、公務員不信、役所へのあきらめなどの深い溝がありました。この溝を埋めるためには、自治体職員自身も自らの「市
民化」の必要性に眼を向けることが重要です。それにより、職員への不信感を払拭していかなければなりません。
今回の講座では、よりよい「市民社会」の形成のために、市民と自治体職員がどのような関係を築いていけばよいのかを考えてみたいと思います。
10:00−12:00 講演「市民自治体 社会発展の可能性」
須田 春海(市民立法機構共同事務局長)
13:00−14:00 講演「“合併しない宣言”矢祭町の挑戦―お任せ民主主義からの脱却」
高信 由美子(福島県矢祭町自立課自立グループ長)
14:00−16:00 パネル討論
司 会:山内 亮史(旭川大学学長)
討論者:杉山 さかゑ(NPO法人 北海道NPOサポートセンター理事長)
須田 春海
高信 由美子
第5回 9月23日(土)
北海道
の先進事例に学ぶ
道内でいち早く連結決算を制度化しての財政運営や、デイサービスと居住部門が一体となった高齢者生活福祉センターを町内に2箇所設置する蘭越町の宮谷内
町長、森林資源を生かし、まちに根付いた産業を作り出した下川町の安斎町長、CI運動など住民と一体で取り組んでいる白老町から元町長で北海道監査委員の
見野氏をお呼びし3町のまちづくりから、今後、北海道の自治体が目指す「あり方」のヒントを探ります。
10:00−10:50 講演「下川町の実践について」
安斎 保(下川町長)
10:50−11:40 講演「蘭越町の実践について」
宮谷内 留雄(蘭越町長)
12:50−13:40 講演「白老町の実践について」
見野 全(北海道監査委員)
13:40−15:55 座談会(途中休憩10分間あり)
司 会:佐藤 克廣(北海学園大学法学部教授)
討論者:神原 勝(北海学園大学法学部教授)
宮谷内 留雄
安斎 保
見野 全
15:55−16:00 2006年度地方自治土曜講座閉講あいさつ
森 啓(土曜講座実行委員長)