
「仙界伝」「仙界伝弐」は、1996年〜2000年に週刊少年ジャンプで連載されていた漫画版「封神演義」(作:藤崎竜)のRPGです。タイトルこそ「〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜」とアニメ版を元にしたような名称ですがアニメ仕様なのはパッケージ絵のみ。中身は漫画版に忠実な作りでグラフィックもフジリュー絵がドット絵でしっかり再現されています。
個人的な感想を一言で言うと
「封神好きスタッフが愛情込めて作ってくれた(と思われる)ファンのためのゲーム」
システム面ではコンパクトにまとまったごく普通のRPGなんですがストーリーやキャラクター関連が濃い!原作を相当読み込んでいないとここまでのものは作れないだろうと思うほど細かい所までとても丁寧に作りこまれています。制作スタッフの気合と愛情を感じます。 原作の世界観やキャラクターのイメージはそのままにゲームオリジナル部分がうまく溶け込んでいて封神ファンにはかなりお勧めですので、まだやったことないという方はぜひ一度遊んでみて下さい。できれば1周目は攻略情報を一切見ずにプレイして展開に一喜一憂しながら。
今からでもDSかPSPに移植してくれないかなぁ。タイコーボー人形つきモデルとか出た日にはハードごと買い直すのに。
| タイトル | 仙界伝〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 |
| ハードウェア | ワンダースワン(WS) |
| 発売時期 | 2000年2月 |
| 発売元 | バンダイ |
物語は封神計画発動の少し前から始まります。主人公は太公望の兄弟弟子にあたるゲームオリジナルキャラクターで仙人を目指して崑崙山で修行中。修行の傍ら師匠の元始天尊から与えられる任務をこなしていくうちに、彼もまた封神計画に関わっていくことになります…。
封神キャラを仲間にして一緒に戦ったり原作の名場面を追体験できたりとファンには嬉しい展開が盛りだくさん。一部原作とパラレルワールドな箇所もありますが、かなり自然に溶け込んでいたのでこれはこれでいいなーと思える改変でした。なんか原作を裏側から楽しむ感覚というか。その他、仲間を連れ歩いて友好度を上げると見られるイベントが全キャラに用意されている等やりこみ要素もあります。
いまいちだったのは同じダンジョンを何度も延々と下りていかなければいけない事。正直面倒です。一度行ったフロアまでは省略させてほしいと思ってたらそのへんは弐の方では解消されてました。他にも細かい使い勝手が弐ではあちこち良くなっています。
| タイトル | 仙界伝弐〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 |
| ハードウェア | ワンダースワンカラー(WSC) |
| 発売時期 | 2000年12月 |
| 発売元 | バンダイ |
原作終了から数年後のオリジナルストーリーです。主人公は成長して周の将軍になっている黄天祥。人間界で悪事を働く妖怪を退治していた天祥の元に、ある日懐かしい人が現れます。その後ある事件をきっかけに神界に異常が起こり、天祥は仲間達の力を借りて事態の解決に向かいます…。
前作の2人パーティから3人パーティになり仲間にできるキャラクターも増えました。ちょい役だったあの人のその後、原作にはなかった師弟の会話、原作で未解決だった部分の決着など、原作をいい感じに補完するエピソードが満載です。しかも結構感動的。エンディングはゲーム中の選択肢の選び方により2種類あり、2回目以降のクリア時には友好度MAX値の仲間との会話イベントが見られるなどやりこみ要素も大幅強化されています。
前作「仙界伝」の主人公も出てきますので、先に「仙界伝」をプレイしてからの方がわかりやすいと思います。
1999年に発売された携帯ゲーム機です。GBAに押されて姿を消してしまいました。
ワンダースワンには「ワンダースワン(WS)」「ワンダースワンカラー(WSC)」「スワンクリスタル(SC)」の3種類があります。WSはモノクロ、WSCとSCはカラー対応です。公式サイトを見る限り「仙界伝」「仙界伝弐」はどのハードでもプレイできるみたいです。カラー仕様の「仙界伝弐」をモノクロ専用機であるWSでプレイすることも可能。
管理人の周辺ではもはや店頭では見かけなくなってしまいましたが、中古ソフトを扱っている店やネットショップやヤフオクで手に入ると思います。またスワン本体の他、オプションでヘッドホン・充電池・通信ケーブル等が別売されています。通信ケーブルは通信共闘で2台のワンダースワンをつなぐ時に使います。他のオプション品はお好みで。