
☆ このページからはいられたかたは、ここをクリックして必ず「警告のページ」をご確認ください。
![]()
1.「九法」について
これまでにも紹介してまいりましたが、『医心方』の第12章に、「九法(きゅうほう)」という章があり、「九つの技法」についてのべられています。
9つの技法、すべてではありませんが、「ウテルスセックス」についてのものであります。
したの写真がそのはじめの部分でありますが、そのまえの第11章、「九気(きゅうき)」も写っています。

以下で、その第1番目の技法、「龍翻(りゅうほん)」についてのべたく存じます。
![]()
2.玄女経ニ云ウ
第12章『九法(きゅうほう)』、「九つの技法」についてのべられた章は、『玄女経(げんじょきょう)』からの引用です。
『玄女経(げんじょきょう)』で云(い)っています。
「黄帝(こうてい)がいわれました。
『説(と)いているというところの『九法(きゅうほう)』、未(いま)だその法について、聞いていない。願うところだが、もってそなたのこころを開いて、これを陳(の)べてもらいたい。これは石室(せきしつ)に蔵(ぞう)して、その法式(ほうしき)を行いたい』。
玄女(げんじょ)がいいました。
『九法の第一を龍翻(りゅうほん)ともうします。
女性を正しく上を向けて偃臥(えんが)させます。男性はその股の隠(ほと)の上に伏(ふ)します。床(とこ)で女性は、その陰(いん)を挙(あ)げます。もって玉茎(ギョクケイ)を受けます。その穀実(コクジツ)を刺します。また、その上を攻めます。
そして、疎(まば)らに緩(ゆる)やかに動(うご)かし揺(ゆ)すり、八浅二深(はっせんにしん)させます。
死往生返(しおうせいへん)すれば、勢(いきお)いが壮(さか)んになって、かつ、強くなります。
女性は、すると、もだえ悦(よろこ)び、その楽しむことは娼婦(しょうふ)のごとくであります。
自(おの)ずから固く閉じることを致(いた)しますと、百の病気が銷(け)され亡(な)くなります』と」。
『玄女経(げんじょきょう)』で云(い)っています。
「黄帝(こうてい)が玄女(げんじょ)にむかっていわれました。
『そなたが説(と)いているというところの『九法(きゅうほう)』を、まだ私はその方法について聞いていない。願うところなのだが、そなたのこころを開いて、これについてのべてもらいたい。ここで聞いたことは、石室に厳重にしまっておく。その方法を行いたいのだ』。
玄女(げんじょ)がいいました。
『九法の第一番目の技法を、龍翻(りゅうほん)ともうします。
女性をちゃんと上を向けて、あおむけにねさせます。男性は女性の股の陰部のうえにかぶさります。床(とこ)で女性は陰部を挙げます。それでもって、ペニスを受けいれます。女性の『穀実』を刺します。そしてまた、その上を攻めます。
そして、疎らに緩やかに動かし揺さぶり、八回、浅く刺し、二回、深く刺し、それをくり返します。
死往生返(しおうせいへん)しますと、ペニスの勢(いきお)いが壮(さか)んになり、また、強くなります。
女性のほうは、そうしますと、もだえ悦(よろこ)び、その楽しむのは、娼婦(しょうふ)のようであります。
おのずから固く閉じるということを、致します。すると、もろもろの病気が消されてなくなります」。
![]()
3.黄帝、曰ク
以下で、くわしくのべてゆきたく存じます。

(ここでの女性Figureは、Victoria4をベースにしたbilly-t氏のRANです。ただ、いくつかの点で、Shadeとの相性がよくないので、テクスチャーにPhotoshopで手を加え、Shadeへとりこみました。あとででてくる男性は、「Stage 8 『医心方』におけるウテルスセックス」で登場したKojiとおなじものです。纏足(てんそく)は、Shadeで作成し、小道具として足といれかえました。キク以外の小物、背景は、Shade9での自作です。そのさい、表面素材などは、素材集から拝借いたしました。Shade10は、Kojiとの相性がよくないので、すべて、Shade9をもちいました。)
『玄女経(げんじょきょう)』で云(い)っています。
『玄女経(げんじょきょう)』のなかで、つぎのようにいっています。
「玄女」というのは、槇氏によれば、神女(しんじょ)のなまえです。神女というのは、女神(めがみ)、天女(てんにょ)のことです。玄女は、黄帝(こうてい)に兵法をさずけたといわれているそうです。『玄女経』というのは、その名前をとったお経という意味だと思われます。もちろん、玄女、そのひとが書いたというわけではないでしょう。
ここから、『玄女経』の引用がはじまります。
黄帝(こうてい)がいわれました。
黄帝(こうてい)が玄女(げんじょ)にむかっていわれました。
「黄帝(こうてい)」というのは、「Stage 9 古代中国における女性生殖器各部の名称」でもうしあげましたように、古代中国の伝説上の帝王で、むかしから、暦法(れきほう)、算術、音楽などのさまざまなものの多くは、「黄帝」のときにつくられたといわれているそうです。 その「黄帝」がいわれました。
「説(と)いているというところの『九法(きゅうほう)』、未(いま)だその法について、聞いていない。願うところだが、もってそなたのこころを開いて、これを陳(の)べてもらいたい。これは石室(せきしつ)に蔵(ぞう)して、その法式(ほうしき)を行いたい」。
玄女、そなたは「九法(きゅうほう)」というものを、説(と)いているらしい。しかし、私はその方法について、いまだに聞いていない。お願いだ。そなたのこころを開いて、これについてのべてもらいたい。ここで聞いたことは、石室に厳重にしまっておくように、秘密を守るから、教えてほしい。私は、その方法を行いたいのだ。
![]()
4.九法ノ第一ヲ龍翻ト曰ウ

玄女(げんじょ)がいいました。
玄女が、答えていいました。
「九法の第一を『龍翻(りゅうほん)』ともうします」。
九法の第一番目の技法を、「龍翻(りゅうほん)」ともうします。
「龍翻」という名前は、槇氏によれば、「女性のなまめかしく悶(もだ)える姿態を、翻(ひるがえ)る龍にたとえたもの」とのことです。
すぐあとでくわしくのべますが、ここでの体位は、まさしく「まえの式屈曲位」以外のなにものでもありません。当然のことながら、女性の腰を上にあげるために、女性の脚を上にもってゆきます。
セックスをしているあいだ、上にもっていった脚をゆらゆらと、もだえながら動かすことになります。そのさまが、天へと立ち登る龍が、ゆらゆらと翻(ひるがえ)るように動く姿ににているから名づけたようにも思えます。
![]()
5.女ヲシテ正ニ上ヲ向ケ

「女性を正しく上を向けて偃臥(えんが)させます」。
女性を、ちゃんとただしく、上を向くように、あおむけにねさせます。
まず、どのように体位をもっていくかについて、のべています。
「偃臥(えんが)」というのは、あおむけにねるということのようです。そのまえの、「正しく上を向けて」ということと、重なっていて、くどいようにも思えますが、漢文的には、意味があるのでしょう。
![]()
6.男、其ノ股ノ隠ノ上ニ伏ス

「男性はその股の隠(ほと)の上に伏(ふ)します」。
男性の方は、女性の股(また)の陰部(いんぶ)のうえにかぶさります。
そうややこしくはないでしょう。男性が、女性の両脚のあいだ、股のあいだにはいります。そして、からだを女性の陰部のうえに、かぶせます。
![]()
7.床ニテ、女、其ノ陰ヲ挙ゲ、以テ、玉茎ヲ受ク

「床(とこ)で女性は、その陰(いん)を挙(あ)げます。もって玉茎(ギョクケイ)を受けます」。
床(とこ)において、女性は陰部を挙げます。それでもって、ペニスを受けいれます。
ここで、女性は陰部を挙げるといっています。もっともすなおに、女性が自分で陰部を挙げるのは、うえの画像にしめしましたように、両脚を自分の両手でかかえこむというやりかたでしょう。
女性の陰部を挙げるというのは、「まえの式屈曲位」と、まるっきりおなじです。
「Stage 2 まえの式屈曲位」のところでは、女性の陰部をうえにあげるのに、男性が両手で女性の腰をもちあげるやりかたを、まずしめしました。
のちほど、それでは、維持しつづけるのが疲れるので、まくらやクッションを女性のお尻のしたにいれるというやりかたについてのべました。
女性の陰部を挙げると、つぎの図のように、内部の女性生殖器の位置関係はなります。この図は、「Stage 2 まえの式屈曲位」で、いちど、かかげたものとおなじものです。

「Stage 2 まえの式屈曲位」のところでももうしあげましたように、ワギナ(膣)は、かなり垂直に近くなります。
この段階で、ペニスをいれますと、つぎの図のようになります。

![]()
8.其ノ穀実ヲ刺シ、又、其ノ上ヲ攻ム

「その穀実(コクジツ)を刺します」。
女性の「穀実」を刺します。
私的な意見ですが、この箇所が「龍翻(りゅうほん)」での「ウテルスセックス」にとって、もっとも重要なところかと存じます。
親切なまえの師のようには、水平にペニスをいれるとか、そのような技法的なことはここではいっていません。細かいことは、なにものべられていません。
好意的に考えますと、女性の陰部を挙げるというあたり、かなり親切なようにも思われます。が、ここからさきは、秘技的なことだったのか、いわなくても当たり前でわかっているということなのか、どうかよくわかりません。くわしくいっていません。
どうも、たんなる感じでしかありませんが、この部分、この時代でも、かなり秘密、あるいは奥義に属することであったように思えてなりません。
しかしながら、結局のところ、まえの師のおっしゃいますように、「ウテルス(子宮)」の角度に合わせて、水平にいれるということだけであります。
さて、「穀実」といいますのは、「Stage 9 古代中国における女性生殖器各部の名称」のところでくわしくのべましたように、「ポルチオ(子宮膣部)」のことであります。
女性の「ポルチオ(子宮膣部)」を刺します。つまり、「ポルチオ(子宮膣部)」の真ん中の「子宮口」をめざして、刺すということであります。「ウテルスセックス」をいっているのは、あきらかであります。
女性の多数をしめます「子宮前屈」のばあい、ここで、ペニスを「ウテルス(子宮)」に逆らわずに、ほぼ水平に押しすすめますと、「ウテルス(子宮)」にいれることができます。
図でしめしますと、つぎのようになるかと存じます。

うえの図は、「ポルチオ(子宮膣部)」とペニスが対面したところを、おしめししております。
ここで、ペニスを、「ウテルス(子宮)」にさからわずに、水平に押しすすめます。

順当にゆきますと、うえの図のように、ペニスを「ウテルス(子宮)」にいれることができるかと存じます。
ペニスが「ウテルス(子宮)」にはいったときに、初めての感覚なのでしょうか、女性が驚いた顔とか、目を大きくひろげて、「ええーっ!」という表情をすることがあります。
さてここで、少数派でありますが、「Stage 7 子宮後屈におけるウテルスセックス」でのべましたように、「子宮後屈」のばあいについて、もういちどここで、のべたく存じます。
「子宮後屈」の内部の女性生殖器の位置関係は、つぎのようになります。

ここで、「龍翻(りゅうほん)」の体位、つまり「まえの式屈曲位」で、まず、ペニスをいれたばあい、つぎの図のようになるかと存じます。
「Stage 7 子宮後屈におけるウテルスセックス」の画像を使い回ししております。まことに、もうしわけございません。脚は上のほうを向いていると、想定していただくように、お願いいたします。

さらに、まえの師のおっしゃっておられるように、水平にペニスを押しすすめると、つぎのようになるかと存じます。

ペニスと「ポルチオ(子宮膣部)」は、対面していることを、おしめししております。
ここで、「ウテルス(子宮)」に逆らわずに、ペニスを押しすすめると、「ウテルス(子宮)」にはいるでしょう。
しかし、よくご覧ください。ペニスの方向と、「ウテルス(子宮)」の方向とは、かなりちがっております。
「Stage 7 子宮後屈におけるウテルスセックス」でもうしあげましたように、私はあきらかに「子宮後屈」だという女性とは、ほとんど経験がありません。数少ないそのときには、ペニスの先の感触から、ペニスを「ウテルス(子宮)」に逆らわずにいれるということがいくぶんできるようになっていました。ほんとうにうれしかったのですが、その感覚でスーッといれることができました。
「まえの式屈曲位」で水平にペニスをいれて、ペニスと「ポルチオ(子宮膣部)」が対面して、ペニスが当たるのを、ペニスの先で感じることができたとします。
それにもかかわらず、そこからさき、「ポルチオ(子宮膣部)」にはいりにくいようでありましたら、「子宮後屈」というばあいも考慮にいれてみてはいかがでしょうか。
ともうしますのは、「子宮後屈」の女性と「ウテルスセックス」をするばあい、水平の方向で維持しつづけると、いれにくいと想像されるからであります。
まず、水平にペニスをいれて、ペニスの先を「ポルチオ(子宮膣部)」の「子宮口」に当てます。ほんのすこしペニスの先だけ、気持ちていど、いれます。
つぎに、ペニスを「子宮口」に当てながら、ペニスの向きをかえます。ペニスを水平よりも下向きにします。
そして、すこしずつ、かなり意識的に下へ押しこむように進めるとよいのではないかと存じます。
なにぶんにも、「子宮後屈」の女性との経験が乏しいですので、このくらいのことしか、もうしあげられません。
女性の「ウテルス(子宮)」の方向は、さまざまです。おそろしいくらいの「子宮前屈」の女性と「ウテルスセックス」をおこなったことがあります。やはり、なかなか、思ったようにはいかないものでした。
「子宮後屈」のばあいも、多数派であります「子宮前屈」でも、さらに、極端な「子宮前屈」のばあいも、ペニスを「ウテルス(子宮)」に逆らわずにいれるということが大切な気がいたします。
すぐあとでのべます「ウテルス(子宮)」を比較的まっすぐにするやりかたで、ペニスを「ウテルス(子宮)」に逆らわずにいれるということをいたしますと、むずかしさがましになるのではないかと思われます。
「子宮後屈」で、うまくペニスが「ウテルス(子宮)」にはいりましたら、つぎのようになるかと存じます。

「また、その上を攻(せ)めます」。
そしてまた、「穀実」の上を攻めます。
「ポルチオ(子宮膣部)」の上を攻めよといっています。
いったん、「ウテルス(子宮)」にはいったのに、ペニスを抜いて、「ポルチオ(子宮膣部)」の上に、ペニスをもっていくわけであります。
ここで、女性がずっと腰を上に挙げているのは、疲れるでしょうし、安定度もよくないでしょうから、腰ないしお尻をおろしてもよいかと存じます。
この箇所でいっているようには、私はいまだに、いったんはいったものを、自分から抜く勇気はありません。なにかのかげんで抜けたことならあります。
しかし、もし、ふたたび、「ウテルス(子宮)」にはいらなくなったら、どうしよう、という不安がつねにあります。そのため、自分から抜く気にはなれません。
『玄女経』の著者は、余裕じゅうぶんです。いろいろな快感をあじわい、あじあわせるということでありましょう。
「ウテルスセックス」にはいるまえに、「ウテルス(子宮)」の位置、方向を確認するのと、それなりの「ウテルスセックス」ではない快感をあじわうために、私はよく「ポルチオ(子宮膣部)」の上に、ペニスをもってゆきます。
解剖学的にもうしますと、ペニスを「前膣円蓋(ぜんちつえんがい)」にいれるわけであります。
図でしめしますと、まず、つぎのようになるかと存じます。

もうすこし、奥にいれますと、つぎのようになるかと存じます。

よくご覧ください。「ウテルス(子宮)」がだんだんと、水平に寝てくるかと存じます。
つぎの図は、あまり、変わりばえがしませんが、せっかくつくりましたので、もうすこし、ペニスを進めた図をかかげます。

かなり奥まで、ペニスを押しすすめますと、つぎのようになるかと存じます。

『玄女経』の著者は、このように、ペニスを「ポルチオ(子宮膣部)」の上にやって、楽しみなさいといっています。
ここで、もうしあげたいことが二つあります。まえにももうしあげ、くり返しになりますが、すこしのべさせていただきます。
ひとつは、「ウテルスセックス」を知るまえは、このやりかたが、いちばん、気持ちがいいと、私が思っていたということであります。
女性が興奮してきますと、「ウテルス(子宮)」が固くなります。そして、「ワギナ(膣)」の筋肉がけいれんし収縮します。すると、固くなりました「ウテルス(子宮)」と、周期的にけいれんしている「ワギナ(膣)」のあいだに、ペニスがはさまれるわけであります。
それはそれは、気持ちがいいです。女性によって、あるいは、時期によって、このはさみ方が、ちがっています。時期ともうしますのは、ほぼ、月経周期と思われます。
もうひとつは、「ウテルスセックス」にとって、もっと重要なことであります。
この「『穀実』の上を攻める」のところで、四つの図をおしめしいたしました。それらの図の「ウテルス(子宮)」の角度をご覧いただけますでしょうか。
だんだんと、横に、水平になってきています。
ここでは、もうしわけございませんが、多数派であります「子宮前屈」の図しか、おしめしすることができますん。それ以外の「子宮後屈」や、あるいは極端な「子宮前屈」などの図は、つくります労力の軽減のため、省略させていただきます。
さて、多少のずれはございます。しかし、「穀実」の上をペニスで前後させるということで、ほぼ、どんな「ウテルス(子宮)」の方向もだんだんと水平になってきます。
このことは、図でおしめしいたしました多数派の「子宮前屈」、少数派の「子宮後屈」、それに、極端な「子宮前屈」でも、だいたいいえるかと存じます。
したがって、相手の女性の「ウテルス(子宮)」の方向がわからないときには、「ウテルスセックス」のまえに、「ウテルス(子宮)」の上、「前膣円蓋」のところへ、ペニスをもってゆき、前後にすべらせます。けっこう、気持ちがいいです。
こうして、「ウテルス(子宮)」の上を、ペニスですべらせ、やさしくアイロンでシワをのばすように、曲がった茄子(なす)のような「ウテルス(子宮)」を、まっすぐな「ウテルス(子宮)」にします。
そして、ほぼ水平とはいいながらも、女性によってことなる「ウテルス(子宮)」の方向を、微妙にペニスでとらえ、その方向を感じます。
感じとりました「ウテルス(子宮)」にそって、それにさからわずに、ペニスをいれます。ほぼ水平であります。むずかしくはなくなります。
![]()
9.疎緩ニ動揺ス

「疎(まば)らに緩(ゆる)やかに動(うご)かし揺(ゆ)すり、八浅二深(はっせんにしん)させます」。
疎らに緩やかに動かし揺さぶり、八回、浅く刺し、二回、深く刺し、それをくり返します。
「疎ら」ということでありますから、激しくせかせかとペニスを動かすというのではなく、頻度、回数を、そんなに多くしないでという意味でしょう。
「緩やかに」ということでありますから、ゆったりととか、おそくとか、のろくということでありましょう。
回数もすくなく、速度もおそく、ゆっくりと「ウテルス(子宮)」にはいったペニスを動かせということでありましょう。
つぎに、「動かし揺すり」とあります。
ペニスを動かすだけではなく、揺すれといっています。
「ウテルス(子宮)」に刺さったペニスでもって、もちろん、激しくではなく、ゆっくりと、ときどき、「ウテルス(子宮)」を揺するわけであります。
こんどは、そのしかたの「深さ」につきましては、「八浅二深」させよと、いっています。
「八回、浅く刺して、二回、深く刺す」ということであります。
『医心方』のほかのところで、「九浅一深(きゅうせんいっしん)」といっていることもあります。基本的には、ほぼおなじことでありましょう。
八回、浅く刺します。これは、「ポルチオ(子宮膣部)」のところで、ペニスを前後させるということになります。
「Stage 9 古代中国における女性生殖器各部の名称」のところでのべましたが、このようすは、「嬰女(えいじょ)」にあたると思われます。
「嬰女」というのは、「女の乳飲み子(ちのみご)」のことです。「女の乳飲み子」が、ペニスをしゃぶるのににているので、なづけたのでしょう。
ここでのペニスをしゃぶる口は、もちろん、「ポルチオ(子宮膣部)」であります。

二回、深く刺します。これは、「ウテルス(子宮)」の「底(てい)」をつくことになります。
「Stage 9 古代中国における女性生殖器各部の名称」のところでのべましたが、このようすは、「昆石(こんせき)」にあたると思われます。
ゆっくりと、トントンと、ペニスを「ウテルス(子宮)」の底にあてながら、衝(つ)きます。
経験からもうしまして、ペニスで「ウテルス(子宮)」の奥の底をつきますと、女性は「あーん」と、うめき声をあげることが、ときどきあるように思います。

「死往生返(しおうせいへん)すれば、勢(いきお)いが壮(さか)んになって、かつ、強くなります」。
死往生返(しおうせいへん)しますと、ペニスの勢(いきお)いが壮(さか)んになり、また、強くなります。
「死往生返」といいますのは、槇氏によれば、ペニスが攻めるときには活力がなく、ペニスが返るときには活力がみなぎっていることであるとのことです。
微妙にわからないこともあります。
「死往生返」というのは、「接して洩らさず」とか、「八浅二深」や「九浅一深」のように、きまり文句のようです。
ペニスが硬くなくなって、衰えてきたなら、ペニスを攻撃的に、頻度も激しく、深さも深く攻めよということでしょうか。こうすれば、ペニスも刺激をうけ、硬くなってくるようにも思えます。
ペニスが硬くなって活力がみなぎっているときには、ペニスを手前に引いて、深さを浅くせよ、ということでしょうか。ゆったりと、「ウテルス(子宮)」をペニスで味わえということなのでしょうか。
このあたり、わかるようで、なかなか、その意図がよく読めません。このくらいで、いまは、ご勘弁ください。
つぎに、いっていますのは、このようにすれば、勢力が壮んになって、そして、強くなるということであります。
古代中国では、基本的に「接して洩らさず」の精神であります。快感に負けて、射精するのは、愚かなことになっています。そんなことをするのは、精力、あるいは勢力を、温存できない愚か者であります。
そうしますと、このくだりは、つぎのように解釈すると、すこしはわかるようになるかと存じます。
ペニスが軟らかくなってきましたら、ペニスを激しく、深く、前後させて、そうして、勢いや硬さを回復させます。
ペニスがふたたび硬くなってきましたら、ゆっくりと、浅めに、ペニスを前後させます。そして、「ウテルス(子宮)」によってペニスがしゃぶられる感じを楽しみなさい。
しかし、けっして、射精してはいけません。このような快感にたえる訓練をしましょう。そうすれば、勢力もさかんになり、また精力的に強くなります。
強引でありますが、このような解釈も、なりたつかもしれません。
![]()
10.其ノ楽シムコト娼ノ如シ

「女性は、すると、もだえ悦(よろこ)び、その楽しむことは娼婦(しょうふ)のごとくであります」。
女性のほうは、そうしますと、もだえ悦(よろこ)びます。その楽しむのは、娼婦(しょうふ)のようであります。
ここの箇所は、とくに解説をする必要なないかと存じます。
このようにセックスを致しておりまりと、女性は煩(わず)らいます。つまり、もだえ、くるしみ、なやましくなります。そして、悦びます。
その楽しむことは、娼(しょう)、つまり、あそびめ、娼婦、遊女(ゆうじょ)のようであります。
セックスを、そのものとして、率直に楽しむということでありましょう。
「自(おの)ずから固く閉じることを致(いた)しますと、百の病気が銷(け)され亡(な)くなります」。
おのずから固く閉じるということを、致します。すると、もろもろの病気が消されてなくなります。
ここのところが、むずかしいです。
「おのずから固く閉じるということを致します」。なにが、固く閉じるのでしょうか。
うえの画像では、休んでいるところを、おしめしいたしましたが、ここの文面からしますと、まだ、ペニスははいっています。
これまでの流れから、ペニスは「ウテルス(子宮)」にはいっています。すると、「固く閉じる」のは、おそらく、「ウテルス(子宮)」と考えてもよいのではないでしょうか。
「ウテルス(子宮)」が、「固く閉じる」ということをするわけであります。
「ウテルス(子宮)」は、興奮してくると、固くなります。しばらくつづけていますと、周期的に、緊張して固くなったり、緊張がとけてゆるくなったりをくり返します。
「固く閉じる」というのは、たぶん、「ウテルス(子宮)」が興奮して、固くなってくるということをいっているのでしょう。当然のことながら、「子宮口(しきゅうこう)」は、閉じてまいります。
こういうことをしておりますと、百の病気が、消されてなくなります。
原文では、「銷(け)す」となっております。手元の漢和辞典によりますと、「消す」とか、「金属などをとかす」などという意味があるとあります。「消えてなくなる」と考えてもよいかと存じます。
百の病気というのも、もうしあげるまでもございませんが、もろもろの病気という意味であります。それらが、消えてなくなるという、効用をのべているのでしょう。
![]()
by 健康胞子